【中国】アリババの7~9月期決算、純利益3.6倍に[商業]

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中国電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団(浙江省杭州市、アリババグループ)が1日発表した2019年第3四半期(7~9月)決算は、純利益が725億4,000万元(約1兆1,200億円)で、前年同期から3.6倍に増えた。子会社で電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」を運営するバ蟻金融服務集団(バ=むしへんに馬、アントフィナンシャル)が特別利益を計上したことで増益幅が拡大した。

本業のもうけを示す営業利益は51%増の203億6,400万元だった。

売上高は40%増の1,190億1,700万元。売上高のうち中核事業のEC部門は85%増の1,012億2,000万元。クラウドコンピューティング部門は64%増の92億9,100万元、デジタルメディア・娯楽部門は23%増の72億9,600万元、イノベーションイニシアチブ・その他部門は14%増の12億1,000万元だった。

9月末時点の中国小売りプラットフォームの月間アクティブユーザー(MAU)数は7億8,500万人で、6月末時点に比べ3,000万人増加した。

11月11日に控えたネット通販の一大販促イベント「双十一」には今年、20万を超えるブランドが参加する予定。商品数は数百万点に上る見通しという。

アリババは9月にカリスマ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が会長職を退いたばかり。新体制をスタートさせた張勇・最高経営責任者(CEO)は決算報告の中で、「2024年までにアクティブユーザーを10億人、販売業者の売上高を10兆元以上に増やすことを目指す」と語り、さらなる事業拡大に向けてユーザーエクスペリエンスと革新的技術の向上に向けて引き続き投資していく姿勢を示した。