【マレーシア】10月の製造業PMIは49.3、2カ月連続上昇[経済]

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英市場調査会社のIHSマークイットは1日、マレーシアの2019年10月の製造業購買担当者指数(PMI)が前月を1.4ポイント上回る49.3だったと発表した。上昇は2カ月連続で、指数はここ半年で最高となった。好不況の判断の分かれ目となる50を1年1カ月連続で下回ったものの、同社は「製造業に回復の兆しが見られ、第4四半期(10~12月)に経済成長が加速する可能性がある」と指摘した。

項目別に見ると、生産量が過去1年間で、新規受注が過去半年でそれぞれ最高水準に上昇した。ただ輸出は厳しい状況にあり、中国と欧州の需要低迷により、輸出受注は2カ月連続で低下。低迷する輸出を国内需要がカバーする状況にある。雇用は、企業の見通し改善により上向き、指数は今年4月以降で最も高くなった。

IHSマークイットによると、過去の例から見て、現在のPMIは通年で5.0%以上の国内総生産(GDP)成長率を予想させる水準。同社チーフビジネスエコノミストのクリス・ウィリアムソン氏は、「生産は内需の拡大に支えられており、世界経済の回復なしに、どれだけ上向き続けるかには懸念がある」と指摘。「PMIが底を打ったと言うのには時期尚早だが、生産者の見通しがより楽観的となり、雇用が改善している点は歓迎される」とコメントした。