【コラム】次に世の中を席巻する”SNS”が見えてきた。

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SNSとして、今世の中を動かしているのは、Facebook、Twitter, Instagram, それに日本ではLINEがむしろ筆頭にすら挙げられます。かつてはmixiが中心だったころもありました。(懐かしいです) それ以前の創世記には、Orkut(オーカット)やMyspace(マイスペース)なんてのもあり、それぞれが栄枯盛衰を描いていきました。

さて、では次に、この社会を大きく動かしていくSNSは何になるんでしょうか?

それが、なんとなくここ数ヶ月で見えてきた気がします。
「知ってるよ。TikTok(ティックトック)でしょ?」…そう思った方…残念!(笑)
もちろんTikTokもものすごい勢いで利用者を伸ばしています。中国が世界中に広げた初のネットサービスかもしれません。(でもその話ではないので、ここではどういうサービスかの説明は省きます。)

それ以上にもっと強烈なインパクトで、世の中を大きく変え始めているSNSがあります。もちろんこれは、あくまで個人的な意見なのですが、次に世の中に大きな変革をもたらすSNS…
それは、間違いなく「YouTube」です。

「YouTube」は桁違いにブーストするに違いない

「なんだそれ。もうとっくに席巻しているし、知らない人はいないじゃないか!」
そう思った方がほとんどかもしれません。しかし、これからのYouTubeの、特に日本におけるその影響力の拡大は、今までの比ではないでしょう。それは文字通り、桁違い…いや桁が2〜3個違うくらいのインパクトになるのではないかと。

自分がそう思う、というか、実はこのことはもう自論を展開するには今更な面も少なくないのですが、その主な理由を5つにまとめてご説明します。

理由①大人が見るようになってきた。

ご承知のように、小学生がなりたい職業に「ユーチューバー」が入るのが当たり前になって以来、その人気は主に小学生以下の層にかなり偏っていました。”ヒカキン”や”はじめしゃちょー”という人気者は、見ない人でも名前は聞いたことあるくらい有名になっています。しかしここ1年、特にこの半年くらいは、様相が大きく変わってきました。というのも、ビジネスマン向けや、ママ向け、さらにはオヤジ向けなど、「大人ターゲット」コンテンツが、急増しているのです。

例えば、ニュース・アプリで人気のNewsPicksは、自社の動画サービスへの流入も狙いながら、YouTubeに大変力を入れています。

NewsPicksチャンネル(登録者数 約9万人)

ここに登場するのは、経済界の大物だけではなく、起業家や、お笑い芸人など、様々な人が登場します。そのコンテンツはかなり見ごたえがあり、本当に面白いです。すでに多くの視聴者(チャンネル登録者)を抱えています。

またそこにも登場するホリエモンこと堀江貴文さんや、オリエンタル・ラジオのあっちゃんこと中田敦彦さんのチャンネルなどは、更にすごいことになっています。

ホリエモン・チャンネル(登録者数 約70万人)

中田敦彦のYouTube大学(登録者数 推定約200万人)

更に驚くべきなのは、メンタリスト DaiGoさん。登録者数170万人、累計再生回数はなんと2億8千万回を超えるという…。

メンタリスト DaiGo(登録者数 約170万人)

他にもこうした人気のビジネス系チャンネルがかなりの数あるので、とても紹介しきれませんが、すごいのはそのチャンネル登録者数の数と、伸び方です。一説によれば、100万人の登録者数がいると、YouTubeの広告収入だけで年間で数億円の収益が上がってもおかしくないそうです。どれも大人に視聴に十分耐える内容で、うっかりすると何時間も見続けてしまいます。

それって有名人だからでしょと思われる方は、数時間ほどYouTubeを見ていれば、そうでないことはすぐに分かります。自分の成功体験を語ったり、これからの生き方や、ビジネススキルアップの方法を語ったり、趣味を深掘りするようなそれらは、その内容も工夫され、深くて決して侮れません。というか、単調な最近のTV番組なんかよりよっぽど面白いくらいです。「モチベーション紳士」「マナブ」「Appleが大好きなんだよ」「マコなり社長」「サラタメさん」…などなど、こうしたチャンネルは枚挙にいとまがないくらい急速に増殖しているのです。

さらに、主婦やお父さんの心を掴む系も出てきました。
こちらの「料理研究家リュウジさんに至っては、なんとそこから生まれたレシピ本が累計30万冊を突破する大ヒットだそうです。「これって料理っていえるの?」などという批判は、全く意味をなしません。

料理研究家リュウジのバズレシピ(登録者数 約19万人)

さらに、この人、見覚えありませんか? 私と同世代の方はびっくりされるかもしれませんが、あの大洋ホエールズで活躍された高木豊さんです。この方、今、ユーチューバーなんです! しかも球界の人脈を総動員し、驚く人たちが登場し、TVでは絶対できない話をするから、面白くないわけがありません。

高木 豊チャンネル(登録者数 約15万人)

こうした人気チャンネルは、その再生回数も、1動画あたり数十万〜数百万と、驚くべき数字を上げています。テレビの視聴率1%は、関東で約40万人に相当すると言われています。その真偽はともかく、個人レベルで深夜番組の視聴率かそれ以上に値する”番組”を、何本も作り続けているともいえるこのインパクトは、大人にまで波及してくると更に話が違ってくるはずです。

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