【MLB】「本当に成功したいなら…」 大谷所属のエ軍はストラスバーグとコールのW獲りも!?

ナショナルズからFAとなったスティーブン・ストラスバーグ【写真:Getty Images】

MLB公式は先発の補強を提言「トラウトの最盛期を無駄にすることになる」

 今季のワールドシリーズMVPに輝いたスティーブン・ストラスバーグ投手は、ナショナルズと残す4年総額1億ドル(約108億円)の契約を破棄するオプションを行使し、フリーエージェント(FA)となった。どのチームと契約を結ぶのか注目が集まっているが、MLB公式サイトは大谷翔平投手が所属するエンゼルスを候補に挙げている。

 記事では、ESPNのジェフ・パッサン記者とMLBネットワークのジョン・ヘイマン記者のツイッターを紹介している。パッサン記者は「ゲリット・コールのように、スティーブン・ストラスバーグは今季自身の価値を非常に高めた」と投稿。「ナ・リーグトップの209投球回、プレーオフでの素晴らしいパフォーマンスにより、ストラスバーグはナショナルズと(2016年オフに)結んだ1億7500万ドル(約190億円)を超える契約を求めている。それが下限だ」としている。

 ストラスバーグは2017年からナショナルズと7年契約を結び、3年目が終わった時点で契約を破棄してFAとなれる「オプトアウト」の権利を持っていた。記事ではナショナルズがFAのストラスバーグとレンドンの両方と契約するのは難しく、先発投手には他にシャーザーとコービンがいるため、優先度はレンドンの方が高いことに言及している。

「エンゼルスが本当に成功を収めたいなら」コールかストラスバーグが必要?

 また、ヘイマン記者は「ストラスバーグが南カリフォルニアを本気で考えているという噂もあるが、ナショナルズにはそれでも彼を残留させられる可能性があると考えている人もいる。ドジャース、パドレス、エンゼルスは先発投手を求めており、このサンディエゴ出身の選手獲得に動くかもしれない」と指摘。残留の可能性もあるとしながら、南カリフォルニアの3球団の名前を挙げた。

 MLB公式サイトの別の記事では、移籍先の候補にエンゼルスを推薦。「ローテーションを大きく補強しない限り、この世代最高の選手であるマイク・トラウトの最盛期を無駄にすることになる」ことを理由に挙げている。エンゼルスの先発投手は今季30球団ワースト2位の防御率5.64。記事では「コールはエンゼルスにぴったりであり、彼がカリフォルニア州オレンジカウンティ出身で、そこに家も所有しており、エンゼルスに移籍するかもしれない」とアストロズからFAとなったゲリット・コール投手の獲得を予想した上で「エンゼルスが本当に成功を収めたいなら、コールとストラスバーグの少なくともどちらかを獲得できるように、両者の獲得へ動くかもしれない」と予想している。

 こちらの記事内でエンゼルスの他に候補に挙がっているのは、ナショナルズ、パドレス、フィリーズ、ホワイトソックスの4球団。ワールドシリーズMVP右腕が来季どこのユニホームに袖を通すのが注目だ。(Full-Count編集部)

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