英客船、こけら落としに花 横浜・新港ふ頭客船ターミナル

第1船として着岸した「ダイヤモンド・プリンセス」=4日午前6時5分ごろ、新港ふ頭客船ターミナル、2019年11月4日撮影

 横浜・みなとみらい21(MM21)新港地区に10月末、誕生した新港ふ頭客船ターミナルに4日、英国籍の大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン)が第1船として着岸し、“こけら落とし”に花を添えた。

 ターミナルは、商業施設やホテルを備えた複合施設「横浜ハンマーヘッド」にあり、延長340メートル、水深9.5メートルの岸壁や、外国航路を利用する乗客乗員のためのCIQ(税関・出入国管理・検疫)機能などを備えている。

 夕方には市立港中学校吹奏楽部の歓送演奏を受けてにぎやかに出港した。この日は、「飛鳥2」(5万142トン)も大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)に着岸した。

 市は横浜港に寄港する客船の増加を見込み、大黒ふ頭客船ターミナル(同市鶴見区)のほか、客船向けに暫定的に使われる物流用のふ頭を含めて、最大7隻の客船が同時に着岸できる体制を整えている。

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