【プレミア12】侍Jは“丸ポーズ”と“熱男”が盛り上げる 松田「勝利のために」、丸「1つになるなら」

侍ジャパンのソフトバンク・松田宣浩(左)と巨人・丸佳浩【写真:Getty Images】

丸は今季27本塁打、松田は30本塁打を放った

 5日の「第2回WBSCプレミア12」初戦・ベネズエラ戦からオープニングラウンド3試合を戦う野球日本代表「侍ジャパン」は4日、台中インターコンチネンタルスタジアムで公式練習を行った。打撃や守備の一流たちが集まる代表チームだが、個々の力だけでなくチームの団結力も重要だ。そこでムードを盛り上げる“あのポーズ”にも注目が集まっている。

 台湾のオープニングラウンドから緊急招集となった丸佳浩外野手といえば、本塁打を打った際にベンチ前で行う“丸ポーズ”が有名だ。両手で大きく丸を作るポーズは巨人で大盛り上がり、ベンチの空気を明るくする大きな効果を担っていた。丸は台湾入りした2日、侍ジャパンでの“丸ポーズ”について問われると「いやー、“熱男”でいいんじゃないですか?」と謙遜しつつも、「チームが1つになるなら」と意欲を示していた。

 チームのムードメーカーとして、稲葉監督から盛り上げ役としても期待を受ける松田宣浩内野手も丸ポーズに「勝利のためになることであれば、何でもやっていけたらいいなと思います」と前向きだ。そんな松田も、代名詞でもある“熱男”のパフォーマンスが大人気。チームを波に乗せる要素として期待が高まる。

 もちろん“熱男”、“丸ポーズ”をするためには、見せ場が必要だ。松田は「日本代表のユニホームは誰でも着られるわけじゃない。このチームは誰も世界一を経験していないので、経験できれば」と力を込めた。丸は今季27本塁打、松田は30本塁打を放っている。チームを勢いづける一発とパフォーマンスに期待が高まる。(臼井杏奈 / Anna Usui)

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