終盤追い上げられるも、粘りを見せ3年ぶりの勝利!

©早稲田スポーツ新聞会

 10月13日に予定されていた今試合だが、台風19号により順延された。早大は3年ぶりの勝利を目指して挑んだ。前半、先制点を奪うものの、その後膠着(こうちゃく)状態に。前半25分にミスから失点するものの前半終了間際にラインアウトモールから得点。リードを奪ったまま、前半を終えた。後半、先に点を失うも、ここから早大が奮起。得点を量産する。終盤突破を許しインゴールを明け渡すも、ノーサイド。29-21というスコアで終えた。

 曇天の中試合開始。前半10分、相手の反則から早大は敵陣奥深くでのマイボールのラインアウトを得る。そこからモールを組み、押し切るとフッカー宮武海人(政経2=東京・早大学院)がインゴールを割り、先制点をもたらす。このまま追加点を奪いたい早大であったが、ハンドリングエラーを連発。流れをつかめない。すると、立大が反撃。幾度も早大陣内へのアタックを繰り返す。25分タックルを外され、左隅を走り切られてしまう。その後は一進一退の攻防が続いた。好ディフェンスから早大は反則を誘い、再度ゴール目前のラインアウトを得る。ここでもモールを組み、トライ。12-7と5点リードして試合を折り返した。

 

ディフェンスラインをこじ開けようとする宮武。この日はモールから2トライをマーク

 エンド変えた後半、いきなり窮地に立たされる。スクラムを起点に攻め込まれると、早大は3連続でペナルティ。立大は執拗(しつよう)にスクラムを選択し、攻め立てる。後半7分、スクラムサイドの突破を許し、同点に追いつかれてしまう。だがこの失点も動じず。12分、連続攻撃を仕掛けるとSH河村謙尚(社2=大阪・常翔学園)がラックから持ち出したところに反応したフランカー田中智幸(政経2=東京・早大学院)がボールを受け、インゴールに飛び込み、逆転。ここから早大は猛攻を仕掛ける。ロック星谷俊輔(スポ3=東京・国学院久我山)が19分、河村が35分に得点を加え突き放す。ロスタイムに相手のサインプレーにより失点してしまうも、勝ち切った。

 

モールは安定していた

 実に3年ぶりの勝利という結果をゲームキャプテンを務めたNO・8沖野玄(商4=北海道・函館ラサール)は「2年連続で負けていたので、そういった意味では勝ったことはほっとしています」と安堵(あんど)した。セットプレーの1つであるラインアウトモールから2トライを奪うなど今試合はW杯による中断期間中に強化してきた部分で成果が出た。しかし、連係ミスなどの点は修正点として挙げられるだろう。今回の反省点を修正し、今後に挑んでいきたい。

 

(記事 小田真史、写真 石井尚紀、涌井統矢)

コメント

NO・8沖野玄(商4=北海道・函館ラサール)

――チームとして今試合意識していた部分はどういった点でしょうか

チームとしてはブレイクダウンのところとディシプリンのところ。また、ディティールにこだわるという3つがテーマとして掲げられていました。試合を振り返ってみて悪いとは言えませんが、プレッシャーを受けてしまってこだわり切ることができなかったかな部分が多かったなという事が印象です。特に立教さんの速いディフェンスに苦しめられました。

――連係ミスをしてしまう場面がありましたが、要因としてはどういった点でしょうか

プレッシャーがかかってミスをしたという事もありますが、普段あまり連係した事がない組み合わせだった事もあります。ですが、そういった点を踏まえてもミスをしてはいけないところでミスをしているので、修正していかないとなと思います。

――最初の得点から追加点までので時間がだいぶかかりました

自分たちのミスとかペナルティーで、首をしめてしまったなというかたちでした。

――後半を振り返っていただけますか

僕らもW杯によった中断期間中にフィットネスとかをやってきたので、相手よりも動けている印象があります。僕らがきつい時よりも相手の方がきついだろうという感じはありました。やってきたことは間違いではなかったなという風に思いましたね。プレッシャーが弱くなってきたなという感じです。

――個人的としてパフォーマンスを振り返っていかがでしょうか

自分の中ではあまり納得できていません。ブレイクダウンでのサポートの部分で、チームが理想としているかたちに達していなかったので。結構直すべき点がいっぱいあるなという印象です。

――29-21という結果についてはいかがでしょうか

2年連続で負けていたので、そういった意味では勝ったことはほっとしています。ただ、ミスが多かったので、もっと差が開いてもいい試合だったのかなと思います。

――今後に向けて一言をお願いします

Aチームとして試合に出ることは前提としてAチームが日本一になるためにBチームの存在がすごく大きいと思います。Aチームにいいプレッシャーをかけれるようにしていかないといけないと思うので、もっと厳しくやっていかないといけないなという思いです。

WTB長田智希(スポ2=大阪・東海大仰星)

――復帰戦となりましたが、どのようなことを意識されていましたか

WTBを昨年はやっていたのですが、復帰戦前とはポジションが変わっていて、肩の心配はなかったので、ディフェンスのところで自分がやれることをやろうと意識してやっていました。ただ、動きで微妙なところがありました。

――ディフェンスでは突破を防ぐシーンがありましたが

タックルに入る部分はうまくいったと思うのですが、裏に戻ってスペースを埋めたりする動き出しのところはまだまだでした。

――アタック面はいかがでしたか

ボールを何回か持ったのですが、立教さんのディフェンスが良くて、なかなか思うようにアタックができませんでした。

――チーム全体として、ハンドリングエラーが多かった点はどのように感じていますか

うまく外にボールが回らないことが続いて、そこはコミュニケーションであったり、あとはBチームだけではなくて早稲田全体で精度を上げようというのは言っているので、修正しなければいけないと認識しました。

――帝京大戦に向けての意気込みをお願いします

今の動きでは帝京相手にまだまだ通用しないので、この1週間でもう一段階レベルを上げて、チームに貢献できるようにやりたいと思います。

定期戦

早大 スコア 立大

前半 後半 得点 前半 後半

2 3 T 1 2

1 1 G 1 2

0 0 P 0 0

0 0 D 0 0

12 17 計 7 14

29 合計 21

【得点】▽トライ 宮武2、河村、田中幸、星谷 ▽ゴール 吉村(2G)

※得点者は早大のみ記載

早大メンバー

背番号 名前 学部学年 出身校

   

1 木下 隆介 文構3 東京・本郷

後半22分交代→17大平

2 宮武 海人 政経2 東京・早大学院

3 土田 彬洋 スポ3 茨城・茗溪学園

後半22分交代→18木村

4 中尾 悟 スポ4 神奈川・桐蔭学園

     

5 三浦 駿平 スポ4 秋田中央

後半0分交代→20星谷

6 田中 智幸 政経2 東京・早大学院

後半35分交代→19永瀬

7 坪郷 智輝 法3 埼玉・川越東

後半12分交代→21増原

     

◎沖野 玄 商4 北海道・函館ラサール

9 河村 謙尚 社2 大阪・常翔学園

後半35分交代→22藤浪

10 吉村 紘 スポ1 東福岡

後半17分交代→23槇

11 小泉 怜史 文構1 東京・早実

12 平井 亮佑 スポ3 福岡・修猷館

後半0分交代→25宇野

13 高木 樹 法3 大阪・早稲田摂陵

14 長田 智希 スポ2 大阪・東海大仰星

後半0分交代→26島田

15 河瀬 諒介 スポ2 大阪・東海大仰星

後半0分交代→27南

リザーブ

16 宮武 海人 政経2 東京・早大学院

17 大平 純造 文4 東京・早実

18 木村 陽季 社2 東京・早実

19 永瀬 功太郎 文構2 東京・早実

20 星谷 俊輔 スポ3 東京・国学院久我山

20 増原 龍之介 教4 広島・崇徳

22 藤浪 魁 基幹4 東京・本郷

23 槇 瑛人 スポ1 東京・国学院久我山

後半33分交代→24池本

24 池本 暖 人2 愛知・千種

     25 宇野 明彦 スポ4 神奈川・横須賀

     26 島田 雄大 商3 東京・早大学院

     27 南 徹哉 文3 福岡・修猷館

※◎はゲームキャプテン、監督は相良南海夫(平4政経卒=東京・早大学院)