柔道のベトナム代表 五輪に向け長崎合宿

高校生と練習するベトナムの選手たち=長崎明誠高柔道場

 柔道のベトナム代表チームが1日から、長崎市を拠点にトレーニングキャンプを開いている。2年連続で実施。19日まで市内の高校などで合同練習に励み、来月の東南アジア大会(フィリピン)、来夏の東京五輪を視野に入れた強化を図る。
 キャンプは県と長崎市による「東京五輪・パラリンピック事前キャンプ誘致事業」の一環。今夏の世界柔道女子52キロ級ベスト16のグエン・ティ・タイン・トゥイら、昨年より12人多い14選手が参加した。
 2日は長崎市の長崎明誠高で歓迎セレモニーが行われた。ベトナム代表のグエン・ドゥイ・カインコーチは「昨年みなさんがレッスンしてくれて、いい成績を残せた。戻ってこられてうれしい。東京五輪の事前キャンプも長崎でやりたい」と好印象を口にした。
 長崎明誠高柔道部の小森講平監督は「ベトナムの柔道はパワフルで豪快。子どもたちにとっても、すごくいい経験になった」、押領司万絢主将も「海外の選手の力強さを勉強できてよかった」と感謝していた。

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