子どもたちに楽しく交通安全の知識を身に付けてもらう「うんこ交通安全教室」が4日、川崎市幸区の複合施設「コトニアガーデン新川崎」で開かれた。例文全てに「うんこ」を使って大ヒットした小学生向けの「うんこ漢字ドリル」とコラボレーションして作った「うんこ交通安全ドリル」のお披露目を兼ねた催しで、市立日吉小学校PTAが主催した。
登下校中の事故を少しでも防ごうと、同小PTAなどが累計500万部を超える「うんこ漢字ドリル」を出版する文響社と協力し、交通安全をテーマにしたドリルを製作。うんこが降ってくる街が舞台というユニークな設定で、同小周辺で危険が潜むポイントを学ぶことができる。
この日は、同小の児童ら約160人が参加。同社うんこ事業部の門川良平さん(36)がドリルを見せて「トラックからはどのうんこが見えないかな」と死角に関する問いを出すと、子どもたちは大きな声で答えを返した。
終了後はドリルがプレゼントされ、同小1年の得永颯麻君(7)は「家でじっくり読みたい」と大喜び。同小PTAの舘勇紀会長(41)は「これをきっかけに、幸区全体で交通安全への意識を高められるようになれば」と話した。