ロアッソ、痛恨 ロスタイム2失点

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 終了のホイッスルが鳴り響いた。歓喜に沸く群馬とは対照的に、熊本の選手たちは天を仰ぎ、うなだれた。

 前日に首位北九州、2位藤枝がともに勝利していた。勝ち点で並ぶ3位群馬との対決は、勝ち点3を巡っての大一番だった。「勝たないといけなかった。悔しい」とDF鈴木翔登主将。J2昇格圏の2位以内に踏みとどまるに当たり、あまりに痛い黒星を喫した。

 前半は圧倒的に主導権を握っていた。風上に立ち、左サイドのDF高瀬優孝が何度もクロスを供給。しかし、ゴール前で合わない。6本あったCKも得点にはつながらず、高瀬は「立ち上がりから圧倒して、早めに点を取りたかったが…」と悔しがった。

 守備陣も前半は群馬のシュートをゼロに抑えていたが、後半に入ると徐々にピンチを迎える。後半36分、自陣右サイドからマイナス方向に折り返されたボールへの対応が遅れ、先制点を許した。

 その6分後に同点としたが、ロスタイムに再び右サイドからのクロスで失点。1、2失点目について、鈴木主将は「(守備の)人数がいないわけではなかった。反省しないといけない」と振り返った。

 J2昇格圏との勝ち点差は、1節では逆転できない「4」に広がった。厳しい局面に立たされ、「結果が出なかったのは私の責任」と渋谷洋樹監督。そして、「まだ5試合ある。次戦で首位の北九州をたたけるよう準備したい」と自らを鼓舞するように言葉を続けた。(河北英之)

(2019年11月5日付 熊本日日新聞朝刊掲載)