MVP、サイ・ヤング賞など主要4アウォードの最終候補者が発表

MVP、サイ・ヤング賞、最優秀監督賞、新人王の4つのアウォードは、全米野球記者協会(BBWAA)の投票によって受賞者が決定される。投票はレギュラーシーズン終了時にすでに完了しており、ポストシーズンでの活躍は選考の対象とはならない。日本時間11月5日、各アウォードの最終候補者3名(要するに獲得ポイント数の上位3名)の顔ぶれが明らかになった。

日本時間11月12日に発表予定の新人王では、ア・リーグからヨルダン・アルバレス(アストロズ)、ブランドン・ロウ(レイズ)、ジョン・ミーンズ(オリオールズ)、ナ・リーグからピート・アロンゾ(メッツ)、マイク・ソローカ(ブレーブス)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)の3名が選出。ア・リーグはわずか369打席で27本塁打を放ったアルバレス、ナ・リーグは新人史上最多の53本塁打を放ったアロンゾの受賞が確実視されている。

同13日に発表予定の最優秀監督賞では、ア・リーグからロッコ・バルデリ(ツインズ)、アーロン・ブーン(ヤンキース)、ケビン・キャッシュ(レイズ)、ナ・リーグからクレイグ・カウンセル(ブリュワーズ)、マイク・シルト(カージナルス)、ブライアン・スニッカー(ブレーブス)の3名が選出。いずれもワイルドカード以上でポストシーズン進出を果たしたチームの指揮官だが、ワールドシリーズで指揮を執ったA.J.ヒンチ(アストロズ)とデーブ・マルティネス(ナショナルズ)は最終候補には残らなかった。

同14日に発表予定のサイ・ヤング賞では、ア・リーグからゲリット・コール(アストロズ)、チャーリー・モートン(レイズ)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)、ナ・リーグからジェイコブ・デグロム(メッツ)、柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)の3名が選出。ア・リーグはコールとバーランダーの一騎打ちが予想され、ナ・リーグはデグロムの2年連続受賞が有力視されている。

同15日に発表予定のMVPでは、ア・リーグからアレックス・ブレグマン(アストロズ)、マーカス・セミエン(アスレチックス)、マイク・トラウト(エンゼルス)、ナ・リーグからコディ・ベリンジャー(ドジャース)、アンソニー・レンドン(ナショナルズ)、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)の3名が選出。セミエンを除く5人全員に受賞のチャンスがあると見られており、誰が受賞するのか全く予想の難しい展開となっている。

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