「所属クラブに嫌われてしまった」10名のスター選手たち

12月31日に冬の移籍マーケットが幕を開ける。近年は選手の価値が高騰していることもあり、シーズン中に出番を失っている者や契約満了が半年後に迫る者を安く獲得できる貴重な機会となる。

『Planet Football』がセレクションした「今のクラブで嫌われてしまった10名のスター選手」を見ていこう。

エディンソン・カバーニ(PSG)

トーマス・トゥヘル監督が「カバーニは今の役割に満足していない」と話したことで、移籍の噂が一気に広まることになった。

今季は臀部の怪我で離脱しており、マウロ・イカルディも台頭。彼の立場はかなり悪化していることは間違いなく、契約も今季限りで満了となる。売れるのは今冬が最後だと考えればかなり安値になるであろうし、この状況を踏まえて多くのクラブが狙っているはず。

イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ)

今季のバルセロナでなぜかポジションを奪われることになったラキティッチ。ネイマール獲得のために譲渡される可能性もあったと言われており、クラブ内での状況は悪化しているようだ。

マンチェスター・ユナイテッド、アトレティコ・マドリー、そしてインテルが移籍先の候補であると考えられている。1月のマーケットで退団を決意する可能性は高いと伝えられており、移籍金は2500~3000万ユーロ程度になるとも。

ユリアン・ドラクスラー(PSG)

今季まだ2試合しかプレーしていないドラクスラー。その理由は足首の怪我ではあるものの、イドリサ・グエイやアンデル・エレーラ、パブロ・サラビアらの台頭は彼の出番を確実に減らす。

『Le Parisien』のレポートによれば、2021年まで契約を残している彼はクラブへの残留を求めており、延長のオファーが来ることを願っているという。ただ、PSG側にはそのつもりがないようで…彼の販売にオープンであるとか。

アドリアン・ラビオ(ユヴェントス)

この夏にアーロン・ラムジーとアドリアン・ラビオを獲得したユヴェントス。当然ブレーズ・マテュイディ、サミ・ケディラ、エムレ・ジャンの誰かが出ていくのだろうと思われたが、結局全員残った。

となれば少ない椅子を多くのスターが争うことになり、アドリアン・ラビオはいきなり継続的な出場機会を与えられない状況に。すでに代理人を務める母親が退団に向けて動いているとか…。

エムレ・ジャン(ユヴェントス)

アドリアン・ラビオと同じく、ユヴェントスの分厚い中盤の壁に阻まれている選手の1人だ。今季は1試合だけしかスタメンの機会がなく、チャンピオンズリーグのメンバーからも外されており、ラビオ以上に冷遇されている。

すでに移籍の噂が流れており、マンチェスター・ユナイテッドやウェストハム・ユナイテッドが獲得に動いているのではないかと伝えられている。

マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)

アドリアン・ラビオやエムレ・ジャンとはポジションが違うが、ユヴェントスでの立場が突如悪化したという点では共通点がある。

当初はカタールへの移籍が有力であると言われたが、その話は後に破談となったようだ。代わりにマンチェスター・ユナイテッドが接近していると伝えられており、マンジュキッチ自身は給与の要求を下げてでも移籍を願っているとも…。

メスト・エジル(アーセナル)

リヴァプール戦で今季3試合目の出場となったメスト・エジルは、これまでの鬱憤を晴らすかのように印象的なプレーをした。ウナイ・エメリ監督はどうするか、これからもチャンスを与えるのだろうか。

今のところエメリ監督のプランには合致していないが、そのプレーメーカーの才能は無視されるものではない。MLSへの移籍が噂されているが、あのポール・スコールズは「マンチェスター・ユナイテッドが獲ったら?」と話している。

ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリー)

ハメスは夏のマーケットで常に「レアル・マドリーを離れる」と噂された。アトレティコ・マドリーやナポリとの接触が伝えられたが、彼はジネディーヌ・ジダン監督によってチャンスを与えられることに。

ところがここに来てまたメンバーから外れる機会が多くなってしまった。給与の額が高いことを考えても、すでにフェデリコ・バルベルデやロドリゴら若手が台頭しているクラブに居場所はないように見える。

トーマス・ミュラー(バイエルン)

サブの役割が増えてきたミュラーは、すでにバイエルンでの時間が終わりに近づいていることを認めている。

「コーチングスタッフが僕をサブの選手として見ているのであれば、自分の状況について考える必要がある」と話しており、今冬か来年夏に去就を検討することは間違いない。

リカルド・ロドリゲス(ミラン)

ミランは今季も成績に恵まれない状態が続き、監督をマルコ・ジャンパオロからステファノ・ピオーリに替えた。

その中でも新戦力のテオ・エルナンデスは数少ないポジティブな要素となっており、リカルド・ロドリゲスの出番は減少している。昨季も移籍が噂されたが、冬のマーケットでもそれは継続して伝えられるだろう。

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