ブレーブスがマーケイキス&フラワーズと再契約

日本時間11月5日、ブレーブスは慌ただしい1日を過ごした。今季37本塁打のジョシュ・ドナルドソンにクオリファイング・オファーを提示した一方、長年先発ローテーションの一角を担ってきたフリオ・テーランの来季契約オプションを破棄。さらに、ニック・マーケイキスとタイラー・フラワーズの契約オプションを破棄したうえで、1年契約での再契約を結んだ。

ブレーブスはテーラン、マーケイキス、フラワーズの来季契約オプションをいずれも破棄したものの、テーランがプロ入り後初めてフリーエージェントとなった一方で、マーケイキスとフラワーズとは再契約を結んだ。両者とも来季契約オプションは年俸600万ドルとなっていたが、これが破棄されたことによりバイアウトの200万ドルを獲得。そのうえで年俸400万ドルの1年契約を結んだため、両者が得る金額はそれぞれ600万ドルとなり、契約オプションが行使された場合と変わらない。ただし、バイアウトの合計400万ドルは年俸総額に加算されないため、ブレーブスは今回の動きによりペイロールに400万ドル分の余裕を持たせることに成功したというわけだ。

フラワーズは、例年通りのハイレベルなフレーミング技術を披露して投手を助け、打撃面では11本塁打、OPS.733をマーク。今季はブライアン・マッキャン(今季限りで引退)との併用となっていたが、ブレーブスは来季以降の正捕手としてヤスマニ・グランダルの獲得に動く可能性が取り沙汰されており、現時点ではフラワーズは2番手捕手としてチーム構想に入っているようだ。

一方のマーケイキスは、左手首の骨折により戦線離脱を強いられたものの、469打席でOPS.776とほぼ期待通りの成績をマーク。年齢とともに攻守両面で少しずつ衰えが見え始めており、来季は右打者のアダム・デュバルとの併用、あるいはチームがレギュラー級の外野手を獲得した場合は、控えに回ることになるかもしれない。

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