11月27日放送のNHK BSプレミアム「愛知発地域ドラマ 黄色い煉瓦～フランク・ロイド・ライトを騙した男～」（午後10：00）試写会に主演の安田顕、共演の小林豊、平田満が参加した。
同作は世界的建築家が認めるほどの技術を持った焼き物職人の久田吉之助（安田）が、命を削って旧帝国ホテル建築のための黄色いれんがを作っていく姿を描くもの。吉之助役の安田は「撮影中に吉之助さんの親戚にあたる方と出会い、愛知のお酒とトンボ形の文鎮をいただき、本当にうれしかった」と縁を喜び、「吉之助は職人気質で、仕事は自分の作品、自分のエゴのためにあると思っている。それが徐々に変わって、人に伝えていくものだと変化していく」とキャラクターの変遷を見どころに挙げた。
劇中には土を食べるシーンがあるが、平田が「口の中がジャリジャリして大変でした。その場ではき捨てるわけにもいかないし、飲み込みましたが…。粘土は食べるものではないと思った」と苦労を明かすと、安田は「僕は意外といけました」とニヤリ。その理由について「理想の土を見つけるまでの過程として土を食べていたので、いい土と悪い土の比較対象が自分の中にあった。なので吉之助が使用した土は意外といけた」と明かした。
小林は「BOYS AND MENとして活動しているので、愛知で撮影ができて、思い入れの深い作品になりました」と喜び、「撮影時期がすごく暑くて、熱を込めるシーンでは自然と汗があふれ出ました。それによって登場人物たちの生きざまが描けたと思う」と満足そうだった。
