白鷹殺人事件・元妻に懲役15年求刑

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白鷹町の男性が5年前に殺害された事件の裁判員裁判で、殺人の罪に問われた 元妻に対し、10月30日、懲役15年が求刑された。裁判はすべての審理を終え、来月5日に判決が言い渡される。

殺人の罪に問われたは中国出身で、白鷹町広野の無職、新野莉紗被告( 50)。論告などによると莉紗被告は、2014年6月20日の夜から翌朝にかけ、同居していた元夫の重雄さん(当時 63)の頭をバールで殴り、殺害したとされる。合わせて5日間の裁判員裁判の審理は30日が最終日で、論告の中で検察側は「犯行は極めて残忍で執拗。中国から来て期待していた通りの愛情や金銭をもらえなかったからといって、殺す事情にはならない」と指摘しました。その上で「証拠隠滅を図り、犯行後の態度が悪い。遺族に弁償や示談の措置がとられておらず情状の余地に乏しい」などと述べ、懲役15年を求刑した。一方、弁護側は「犯行当時は少なくとも心神耗弱状態で、被告人に責任能力は認められない。遺族に対し申し訳ないことをしたと深く謝罪している」などと述べ、減刑を求めました。最終陳述で莉紗被告は、児島光夫裁判長に「何か述べたいことはあるか」尋ねられ、「ないです」と小さな声で応えた。