【プレミア12】侍J打線は元Rソックス左腕に3回までノーヒット 先発の山口は3回まで無失点と好投

ベネズエラ戦の先発マウンドに上がった侍ジャパンの巨人・山口俊【写真:Getty Images】

初回、2球で一、二塁のピンチを背負った山口だが、なんとか窮地を脱する

■日本 – ベネズエラ(プレミア12・5日・台湾)

 野球日本代表「侍ジャパン」は5日、台湾・桃園市の桃園国際野球場で「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)オープニングラウンドB組初戦ベネズエラ戦に臨んだ。先発の山口俊投手は初回、いきなり無死一、二塁のピンチを招きながらなんとか無失点で切り抜け、3回まで無失点と好投している。

 初回、先頭のカスティーヨに初球の真っ直ぐを右前へ弾き返され、ケアレクートにも初球を左前安打。いずれも初球を弾き返されて、わずか2球で無死一、二塁のピンチを背負った。3番のカストロに対しても3球連続ボールとなったが、フルカウントまで持ち込み、最後はフォークで空振り三振。4番のフエンマヨールもフォークで空振り三振に斬り、2者連続三振とした。最後はゴドイを二ゴロに打ち取って窮地を脱した。

 2回は先頭で打席に立った元ヤクルトのリベロに四球を与えたものの、後続を断って無失点。3回には1死からケアレクートに中前安打を許したが、3番のカストロを投ゴロ併殺打に打ち取り、この回も無失点に封じた。

 打線は初回、1死から菊池、近藤が連続四球を選んで一、二塁のチャンスを作ったが、4番の鈴木が見逃し三振、5番の吉田が左飛に倒れて得点ならず。2回以降もベネズエラ先発の元レッドソックス左腕ドゥブロンの前に1本の安打も放てずに投手戦の様相となっている。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

© 株式会社Creative2