卓球男子世界ランキング(11月発表)|ランクアップが止まらない神巧也、トップ50に迫る

写真:ジャパンOPでの神巧也/提供:ittfworld

樊振東が6月以来の1位

写真:ドイツOPでの樊振東(中国)/提供:ittfworld

11月最新の卓球世界ランキングが発表された。10月のワールドツアー・スウェーデンOPやドイツOPなどの結果が反映されている。

10月まで4か月にわたって許昕(シュシン・中国)がランク1位の座を守っていたが、11月にトップの座は入れ替わった。11月にトップに立ったのは樊振東(ファンジェンドン・中国)。ドイツOPで、2019年のツアー初優勝を果たした22歳は、6月以来のランク1位に返り咲いた。3位と4位も入れ替り、スウェーデンOP準優勝の林高遠(リンガオユエン・中国)が3位となった。

中国勢上位4人に次ぐ5位につけるのが張本智和(木下グループ)。10月のツアーではポイントを積み上げることはできず、先月から順位は変わらない。11位の丹羽孝希、13位の水谷隼もともに先月から順位は変わっていない。日本選手2番手争いは僅差だ。

10位以下で大きなランクアップが目立つのが、中国勢。スウェーデンOPチャンピオンの19歳、王楚欽(ワンチューチン・中国)は22位から15位に。22歳、周启豪(ジョウチーホウ・中国)は71位から37位に大幅ランクアップ。同じく22歳の趙子豪(ジョウチーホウ・中国)は57位から41位、21歳の劉丁碩(リュウディンシュオ・中国)は94位から51位と、中国の若い世代が下から追い上げを見せている。

神巧也はランクを22上げて52位に

写真:ブルガリアOPでの吉村和弘/提供:ittfworld

日本選手4番手の吉村和弘(東京アート)は38位。次いで44位の森薗政崇(BOBSON)、48位の吉村真晴(名古屋ダイハツ)と続く。

日本選手で世界ランクを急上昇させているのが神巧也(T.T彩たま)だ。スウェーデンOPとドイツOPではともに決勝トーナメントに進出し、ランキングポイントを獲得。先月の74位から52位に順位を上げた。神は3月に314位だったランクを、まさに右肩上がりに上げ、半年あまりでトップ50に迫るところまで登り詰めた。

男子世界ランキングトップ10

1(2) 樊振東(中国) 16250
2(1) 許昕(中国) 16160
3(4) 林高遠(中国) 14975
4(3) 馬龍(中国) 14955
5(5) 張本智和(日本) 13465
6(6) カルデラノ(ブラジル) 12790
7(8) 梁靖崑(中国) 12575
8(7) ボル(ドイツ) 12445
9(9) ファルク(スウェーデン) 12140
10(10) 林昀儒(チャイニーズタイペイ) 11055
※選手名右の数字はランキングポイント 順位右の()内は先月世界ランキング

日本男子世界ランキング(50位まで)

5(5) 張本智和 13465
11(11) 丹羽孝希 10840
13(13) 水谷隼10195
38(36) 吉村和弘 5820
44(43) 森薗政崇 5510
48(48) 吉村真晴 5175

文:ラリーズ編集部

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