【プレミア12】侍ジャパン、ヒヤヒヤ白星 敵将は8回7四球悔やむも手応え「負けたけどいい試合だった」

先制点を奪うも逆転負けを喫したベネズエラ代表【写真:Getty Images】

7回まで2点リードも8回にリリーフ陣が7四球と崩壊

■日本 8-4 ベネズエラ(プレミア12・5日・台湾)

 野球日本代表「侍ジャパン」は5日、台湾・桃園市の桃園国際野球場で「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)オープニングラウンドB組初戦ベネズエラ戦を8-4で大逆転勝利を飾った。7回まで2点リードする展開もあと一歩で勝利を逃したベネズエラのカルロス・スベロ監督は「今日は負けたけど内容はすごく良かった」と手応えを口にした。

 4回に先取点を奪い、1点を追う6回には連打で無死一、二塁の好機を作りリベロの左フェンス直撃のタイムリーで同点。さらに1死二、三塁からマチャドの二ゴロの間に1点を勝ち越し、続くロドリゲスが二塁へタイムリー内野安打を放ちこの回一挙3点を奪った。

 だが、8回に投手陣が7四球を許すなど総崩れで一挙6失点で逆転を許し敗戦。スベロ監督は「今日は負けたけど内容はすごく良かった。先発はとくに良かった。ずっと点を取られなかった」と先発し4回1安打無失点の好投を見せたドゥブロンを評価。

 8回のリリーフ陣が誤算だっただけに「残念だった。何人も変えたけど抑えられなかった。残念ながら日本を抑えられなかった。結果は負けたけどいい試合だった」と振り返っていた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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