ウェブ動画で壱岐をPR! 「あまごころ本舗」

「恋のみちひき・後編」を撮影する、あまごころ本舗の従業員ら=壱岐市芦辺町、左京鼻

 長崎県壱岐市内で土産品店やレストランなどを経営する、あまごころ本舗(本社福岡市、村田妃富美会長)は、多くの人に壱岐の魅力を知ってもらいたいと、トレンディードラマ風の映像「恋のみちひき」を制作し、動画サイト「ユーチューブ」で公開している。従業員らが出演し、脚本、撮影、編集も自社で手掛けた。
 営業先で壱岐について説明する機会が多くなったことから、映像制作に踏み切った。WEB営業部の水口航自郎課長(39)は「営業先の担当者に若い人が増えたこともあり、壱岐のことを知らない方も最近多くなってきた。壱岐について知ってもらうツールとして映像を作ろうと決めた」と話す。
 会議では▽壱岐全体を盛り上げる▽トレンディードラマをモチーフにする-ことなどを決めた。予算は1作品10万円以内。経費を削減するため、突っ張り棒で作ったガンマイクなど手作り機材を駆使して撮影し、出演する従業員らも全面協力した。
 公開中の「恋のみちひき・前編」は、主人公カツヤ(船川勝治専務)が街中にある壱岐のポスターを見て壱岐行きを決意。カツヤにとって大切なものがある観光地を巡り…というストーリーで、最後に気になる展開があるという。
 主題歌「君にとどく道」も自主制作。後編は壱岐市芦辺町の男嶽(おんだけ)神社や左京鼻などで10月上旬に撮影し、年内の公開を目指している。水口課長は「前編の反応は良かった。今後もいろんなテーマでおもしろく見てもらえる映像を作っていきたい。出演したいという壱岐の方がいたら、うれしい」と話した。

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