自衛隊の派遣要請、沖縄県「手段としては念頭に」 消火水で建物倒壊の恐れ 困難と判断

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夜が明けても火災は鎮火せず、消防の放水が続いた=31日午前9時19分

 沖縄県議会は5日、首里城火災について県の対応などを審議した。県議会総務企画委員会(渡久地修委員長)で、前原正人秘書防災統括監は、那覇市から自衛隊の災害派遣の要請がなかったと明かした上で、上空から数トンの水をかける消火活動は困難だったとの見方を示した。

 前原氏は「手段として念頭に置いた」と認め、「上空から数トンの水をかけることになり、消防車や隊員、資機材を退避させないといけない。水圧による建物崩壊の恐れや火災の原因究明が難しくなること、周辺民家への被害を考え、要請しなかった」と話した。

 自衛隊の災害派遣を定めた自衛隊83条では「都道府県知事や政令で定める者は、天災地変その他の災害に際して、人命または財産の保護のため必要があると認める場合」に要請できることになっている。

 又吉清義氏(沖縄・自民)の質問。