息子実名かたる不審電話相次ぐ 長崎県警が注意呼び掛け

 長崎県警は5日、県内の高齢者宅に息子の実名をかたる不審電話が相次ぎ、同日午後4時までに5件の相談があったと発表した。金銭を要求する内容もあったが、被害は確認していない。「おれおれ詐欺」とみて注意を呼び掛けている。

 県警生活安全企画課によると、5日正午から午後2時ごろにかけて、個人宅に息子の名前を名乗る男から不審電話が相次いだ。長崎市が3件、諫早、大村両市が各1件。うち長崎市の高齢者宅では「株で損失を出した」「300万円を貸してほしい」などと求めたという。

 県内では10月7日にも同様の不審電話が相次ぎ、5件の相談が寄せられていた。同課は「電話でお金の話が出たら、必ず家族や警察に相談してほしい」としている。

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