膵臓がんテーマに講演

伊達で札幌の専門医が特徴、症状詳しく

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膵臓がんの症状や特徴を学んだ講演会

 伊達市主催の「元気あっぷ講演会」が1日、伊達市末永町の市保健センターで開かれ、市民144人が膵臓(すいぞう)がんの特徴や症状などを学んだ。

 市によると、伊達市内でがんで死亡した人のうち、膵臓がんは肺がんに次いで2番目に多いという。

 講演会では手稲渓仁会病院の潟沼朗生消化器病センター長が「すい蔵がんを知ろう!~早期発見するためには~」のテーマで話した。

 潟沼センター長は膵臓の役割や胃がんとの違い、腫瘍の種類、進行度別の生存率、検査や治療方法などを紹介した。

 膵臓がんの解剖学的特徴として「症状が出にくく、検査で発見しにくい。そのため進行がんで発見される場合が多い」と説明した。

 大きさ2センチ以下で膵の中でとどまり、リンパ節転移がないステージ1で、5年生存率が55・4%とする統計データを紹介。10ミリ以下の場合は80・4%という数字も示し、「1センチ以下で見つけることが重要」と指摘していた。

 膵臓がんの症状として腹痛や黄だんなどを挙げ「一般的な症状がほとんど」と胃痛と間違えられやすい点などを強調。「膵臓がんを良く知ってもらい、不安や心配事があれば、医療機関や医療職種の人に相談してほしい」と呼び掛けていた。
(池田勇人)