ワイン漫画『神の雫』の英語・電子版が登場!

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世界的に有名なワイン漫画『神の雫』(1巻から11巻)の英語・電子版『THE DROPS OF GOD』が、2019年10月14日(現地時間)にKodansha Comicsよりリリースされた。「Amazon/ ComiXology」(デジタルコミックサービス)で先行独占配信中。12巻以降は、2020年春頃に順次刊行予定。

写真は、英語・電子版『THE DROPS OF GOD』第1巻

亜樹直氏(原作)とオキモト・シュウ氏(漫画・漫画原作)による『神の雫』は、2004年「モーニング」(講談社)での連載開始当初より、イメージを駆使した独特のワイン表現が人気となり、多彩な情報とその正確さから、ワイン愛好家・ワイン生産者などの業界関係者からも高い支持を得る。世界のワインマーケットや作品内で言及されたワインに多大な影響を与えた作品。

あらすじは以下のとおり。

世界の市場価値を左右するワイン評論家・神咲豊多香がこの世を去り、時価20億円を超えるワインコレクションが遺された。その頂点に立つ最上の一本こそが「神の雫」である――。彼が選んだ12本のワイン「使徒」と「神の雫」の銘柄、および生産年を言い当てた者のみが、遺産を手に入れることができるのだ。この「使徒」対決に実の息子・雫と養子・一青が挑む!

全44巻のうち、これまで英語翻訳されていなかった34巻分は、初の英語版となる。Vertical社より刊行済みの1巻から8巻、22・23巻も、新しいカバーデザインでの再刊行となる。世界のワインファンに有名なWine情報媒体「Wine Spectator」で先行独占リリース情報を解禁した後、早くも「Amazon/ ComiXology」のニューリリースランキング1位をマークしたほか、11冊全てがランキングの15位以内に入っているなど、世界中の『神の雫』ファンにとって待望の刊行となった。

英語版のリリースに併せて、原作者・亜樹直氏(本名:樹林伸、ゆう子姉弟)とワイン商・ピーター・チャン氏による「神の雫ワインサロン」が設立された。設立を記念し、10月19日から22日にアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスでフードとワインのマリアージュをテーマとしたイベントが開催された。樹林姉弟もイベントに参加し、ゲストはマリアージュとなる様々な軽食とともに、2人が選んだ9人の生産者による30種のワインを楽しんだ模様。

BOOKウォッチの取材に対し、Kindleでの英語・電子版のリリースについて、亜樹直氏は次のように語っている。

「Kindleでの英語版については、とても多くの方から意見をいただきました。『これまでフランス語版で読んでいたけれど、英語版が出てうれしい』、「本に出てくるワインを参考にして店でワインを選んでいるので、Kindleでいつでも読めるのはうれしい」という意見などがありました。

また、ナパヴァレーのワイナリーには『神の雫』の英語版やフランス語版、日本語版、中国語版まで置いてあるところがあり、どれも本がボロボロになるほど、読んでいただいていました。そこで、Kindle版が出ることをお伝えしたところ、『タブレットでディスプレイしておけるのでうれしい』と言われました」

続いて、各国での人気ぶりを聞いたところ、部数についてコメントをいただいた。

「この作品は、おかげさまで多くの国で読んでいただいています。フランスの累計発行部数は150万部ですし、韓国では300万部以上、台湾でも100万部は大きく超え(約130万部)、世界的なセールスとなっています。
そのような中で、意外とアメリカでは紙の本は出ていますが、Kindle版はまだ出していなかったのです。そこで、アメリカで読んでいただくには、やはりKindleは外せないため、今回、改めてアクションすることにしました」

なお、「Amazon/ComiXology」での英語・電子版の購入は、日本国外からのアクセスに限られている。日本国内から購入できないのは残念だが、講談社のサイトでは、試し読みができる。なお、日本語版は試し読みも書籍・電子版の購入もできる。

次の5枚の画像は、版元の講談社がセレクトしたおすすめのページ(英語版)『THE DROPS OF GOD』より。

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