毎月ルアマガが届いて、陸王や艇王など人気動画が観放題の新サービス「ルアマガプライム」。今回紹介するのは、プライム会員だけのスペシャル企画。会員の中から抽選で選ばれた1名が人気アングラーと同船するという、まさにプライムな1日です。舞台は10月下旬の北浦水系。超人気アングラーの伊藤巧さんと同船でした。
「大増水ですが、楽しみましょう!」
今年から参戦したアメリカのバスマスターセントラルオープンで大活躍し、2020年からはトップカテゴリーであるエリートシリーズに昇格することになった伊藤巧さん。今もっとも注目されているアングラーと同船する幸運を勝ち取ったのは、東京都にお住まいの金子和彦さんだ。実は金子さん、7月にフィッシュイン前橋で開催されたルアマガプライムのイベントにも参加。優勝とビッグフィッシュ賞を手にしている釣りウマ。「あの時、僕より釣ってましたね。覚えてますよ!」と、スタート前から和やかな雰囲気だった。
当初は利根川を釣る予定だったが、超大型台風の影響で横利根川からスタートすることに。「北浦がメインになると思います。かなり厳しそうだけど、1日楽しんでください!」。
「あれ、根がかりかな…?」、「食ってますよ! ロッドを立ててください!」
北浦に向かう前に、外浪逆浦でちょっと寄り道。フロントデッキで伊藤さんがエレキを踏み、金子さんに釣りやすいようにボートポジションを調整。「あの辺に石が沈んでるので狙ってみてください」、「ブレイクが岸に寄っているのでボトムをじっくり探ってください」と的確にアドバイス。一通り流したが、反応がないので北浦へ向かった。
「フタが開きすぎないように、ボールチェーンで留めてます」という金子さんのボックスの中身を見ながら伊藤さんは、「キッチリとルアーを整理できる人は釣りますよ! この工夫もすごい!」。
北浦西岸、神宮橋の少し南にあるアシ際を撃っていく。ラバージグでテンポよく撃っていく金子さんがロッドを大きくあおった。「…すいません、引っかかったみたいです」。だが伊藤さんはティップが微妙に動くのを見逃さず、「バスですよ! そのままロッドを立てて巻いてください!」と言いながらエレキでアシ際に急接近。
開始1時間ほどで、金子さんが見事1尾目をキャッチ! 「釣れてホッとしました! ちょっと前にロケをしたんですが、2日間デコってたので」と、伊藤さんも満面の笑顔。
幸先よく1尾めをキャッチ。しかしウルトラ大増水、一筋縄ではいかない
普通に立って釣りができる護岸も、大増水でこの通り。流入河川はどこもカフェオレ色の水が広がっており、沖の石積みが水没しているエリアも。「増水で魚が散らばっていて、アタリもありませんね」。さすがの伊藤さんも手を焼いていたようだ。
撮影の合間に、1.5オンスシンカーでブッシュの奥を撃っていたマイケルP。ちょっとした違和感をとらえフッキングしてみたが…。
時間の許す限り北浦と外浪逆浦、そして流入河川を探っていったが反応は芳しくなかった。「やっぱり厳しかったですね…。だけど金子さんに釣ってもらえてホントによかったです。お疲れ様でした!」。