瀬戸町車庫で休息【私鉄に乗ろう96】門司港観光レトロ線 その4

終点関門海峡めかり駅が見えてきました。

ノーフォーク広場駅から700mで関門海峡めかり駅。

そー言えば門司港出身の学生時代の友人に連れられて和布刈公園にある枕潮閣という景色の良い料理屋でめいっぱいフグを御馳走になったことがあります。亡くなってしまった友人のお母さんが筆者をすごく可愛がってくれて「フグだけでオナカいっぱいになってみたい」と言ったら最高級のフグ料理を食べきれない程御馳走してくれたのです。まぁ、友人の実家はお金持ちだったので遠慮なくいただきました。フグ刺しだけで五人前くらい食べたかもしれません。若かったし。

余談のオマケ。時々関西に移住したいな、と思う理由がスーパーマーケットで大好物のフグ皮を安く売っていることなんです。毎日でも食べたい!

現実に戻ります。

関門海峡めかりは有人駅です。

元々は、この先2.2kmほど線路が続いていたのですが、800m先にある瀬戸町車庫から先の線路は航空写真で見ると所々残っているだけです。

潮風号4両編成は最終便の運転が終了後は瀬戸町車庫で休息します。800mテクテク歩いて車庫まで行こうかとも思ったのですが、何しろ鉄道旅の着替えとマックブックの入ったキャリーケースをゴロゴロ引っ張って行くのがシンドイので止めました。やっぱり行けばよかったな〜。

駅名標。九州最北端の駅とは知りませんでした。最南端の西大山駅(指宿枕崎線)、最東端の浅海井駅(日豊本線)、最西端のたびら平戸口駅(松浦鉄道西九州線)には全て行っていますから、これで九州の東西南北、端っこの駅には全て行ったことになります。

ちなみに、最南端最北端などふだんはほとんど考えて鉄道に乗っていません。ですから、駅に表記されていないと気が付かないかもしれません。

駅入口です。改札はありません。いったん全員が降車して駅から出されます。

この様に線路沿いに屋根があって乗車まで待つ様になっています。発車前に係員の方が切符を確認します。筆者は降りて、そのまま戻る列車に乗ります。いつものパターンですが。

門司港方面に戻る側、先頭車両のDB102。

2号車は自由席。

後の1号車も自由席でしたが多客時など指定席になる場合もある様です。

これで終わりという雰囲気ですが、ご覧いただきたい写真がまだ残っているのでもう一回続けます。

【私鉄に乗ろう96】門司港観光レトロ線 その5 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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