【プレミア12】侍J“勝利の方程式”の一角、山本が1回無失点デビュー「冷静に投げられた」

プエルトリコ戦に登板した侍ジャパンのオリックス・山本由伸【写真:Getty Images】

先頭打者に安打されるも遊ゴロ併殺、三振で切り抜ける

■日本 4-0 プエルトリコ(プレミア12・6日・台湾)

 侍ジャパンの山本由伸投手(オリックス)は6日、「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)オープニングラウンドのプエルトリコ戦で8回に今大会初登板。1回を1安打無失点に抑えた。

「余裕はあったけど1点も取られたくない場面だった。冷静に投げられたのでいいピッチングができたと思います」。4点リードの8回、先頭のゴメスに直球を右前に打ち返されて走者を背負うスタートとなったが、続くロペスを遊ゴロ併殺打に打ち取り、最後はJ・ゴンザレスを直球で空振り三振に仕留めた。

 この大会では“勝利の方程式”の一角として、9回の山崎に繋ぐ7、8回を任される山本。日本はスーパーラウンド進出が決定したが、オープニングラウンド最終戦で激突する台湾も2戦全勝でスーパーラウンドに駒を進めた。台湾戦の結果はスーパーラウンドに持ち越されるため、最後まで大事な一戦となる。

「自分のコンディションを整えて、最高のボールが投げられるように。3連勝で日本に戻れるように頑張ります」と気を引き締めた。世界ランキング4位の台湾相手にも“方程式”通りに抑え込めるか。(臼井杏奈 / Anna Usui)

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