「対話の灯に水差す行為」北朝鮮外務省、米韓演習を非難

北朝鮮外務省のクォン・ジョングン巡回大使は6日、米韓合同軍事演習をめぐり「挑発的で危険極まりない行為」と非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が報じた。

米韓は毎年12月に合同航空演習「ビジラント・エース」を行ってきたが、昨年は米朝首脳会談を受けて中止。複数の韓国メディアは今年も中止する方針だと報じた。

一方、談話は米国防総省が「連合空中訓練を12月に再開するための手順を踏んでいると公式に発表した」とし、「米国の行為は、世界の平和と安全を破壊する張本人、軍事的力を問題解決の万能の手段とする覇権主義国家としての自分らの本性を再び赤裸々にさらけ出すだけである」と強調した。

そのうえで、「米国の無分別な軍事的狂気は、だんだん消えていく朝米対話の火種に水を差し、朝鮮半島と地域の対決雰囲気を高調させる極めて挑発的で危険極まりない行為である」と主張した。

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