レッドソックス ベッツの代わりにボガーツ放出を検討も

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オーナーのジョン・ヘンリーが来季の年俸総額をぜいたく税の課税対象ラインとなる2億800万ドル以下に抑えたい意向を示しているレッドソックスは、オプトアウトの権利を持っていたJ.D.マルティネスが残留を選択。来季のマルティネスの年俸は2375万ドルであり、今季の年俸2000万ドルからのさらなる昇給が確実となっているムーキー・ベッツをチームに残すのは難しいと見られている。ベッツのトレード放出は不可避の状況だが、ESPNのジェフ・パッサンは年俸総額削減の別の方法を提案している。

チーフ・ベースボール・オフィサーにチェイム・ブルームが就任し、年俸総額の削減を進めようとしているレッドソックスだが、パッサンは多くの関係者の話として、ベッツのトレード放出は難しいとの見込みを示している。高額年俸のベッツに手を出せるチームは限られており、しかも1年後にフリーエージェントとなるベッツを獲得するために複数のトップ・プロスペクトを放出しなければならないとなると、多くの球団が二の足を踏むだろうというのが大方の予想だ。

そこで、パッサンは2012年にエイドリアン・ゴンザレス、カール・クロフォード、ジョシュ・ベケット、ニック・プントをドジャースへ放出して翌年のワールドシリーズ制覇へ繋げた例を持ち出し、ザンダー・ボガーツ、デービッド・プライス、ネイサン・イバルディを一気に放出してしまうトレードを提案している。ボガーツは来季から6年1億2000万ドルの契約を結んでおり、1年しか保有できないベッツよりも興味を示す球団が増えるのは間違いない。フリーエージェント市場に有力な遊撃手がいないことも追い風となる。そして、有望株を得るのではなく、契約に見合った働きができていないプライスとイバルディを引き取ってもらうことで、トレードを成立させようというわけだ。

もちろん、ボガーツ、プライス、イバルディの3人をまとめて引き取ることのできるチームは限られるし、レッドソックスもベッツと長期契約を結べる可能性がないのであれば、ボガーツ放出には動かないだろう。パッサンの提案はあくまでも机上の空論に過ぎないが、今オフのレッドソックスの動きには様々な方面から注目が集まっている。