長崎大が台湾軍病院と協定 「被ばく医療の人材育成を」

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調印を終え会見する河野学長(右)と蔡院長=長崎大

 長崎大は6日、台湾の三軍総医院と、原子力災害医療の人材育成などを目的とした学術交流協定を結んだ。長崎市文教町の同大で調印式があり、河野茂学長は会見で「本学が中心になって、被ばく医療の人材育成をアジアに広げていければ」と述べた。
 長崎大は高度被ばく医療支援センターに指定されている。同大によると、三軍総医院は軍所属で、日本の防衛医科大学校病院に相当。台湾における原子力災害医療の中核を担っている。長崎大の原子力災害医療を行う海外の病院との協定は3例目。
 来年3月には、東京電力福島第1原発事故の被災地、福島県川内村で集中セミナーを実施。三軍総医院をはじめ、協定を結んでいる韓国原子力医学院、台湾の栄民総医院などの若手医師らが、原子力災害からの復興をテーマに被ばく医療の知識などを学ぶ。
 三軍総医院の蔡建松院長は「人材交流を含め、両機関の協力関係を発展させていきたい」と話した。