来週後半は冬型強まる 北日本中心に低温・大雪の可能性も 1か月予報

1か月予報(平均気温 11月9日~12月8日)。出典:気象庁ホームページ

気象庁は7日、向こう1か月(11/9~12/8)の天候の見通しを発表した。北日本を中心に冬型の気圧配置が強まる時期があり、2週目(11/16~11/22)の北・東日本は、気温がかなり低くなる所がある見込み。また、北日本の日本海側は、この時期としては降雪量がかなり多くなる所がありそうだ。

 週ごとの予報によると、1週目(11/9~11/15)の北日本は低気圧や一時的な寒気の影響で、平年に比べて曇りや雨または雪の日が多い見込み。東・西日本の太平洋側では、高気圧に覆われやすく、平年に比べ晴れの日が多くなりそうだ。

1か月予報(平均気温 11月16日~22日)。出典:気象庁ホームページ

 2週目(11/16~11/22)は、大陸の高気圧が平年より強まり日本付近に張り出すため、北日本を中心に冬型の気圧配置が強まりそうだ。北・東・西日本は低温傾向となり、特に北日本や北陸では15日(金)頃からの5日間ほどは気温が平年よりかなり低くなる見込み。このため気象庁は、これらの地域に「低温に関する早期警戒情報」を発表して、農作物の管理に注意するよう呼びかけている。

雪に関する早期天候情報。

 また、東北の日本海側にはあわせて「雪に関する早期天候情報」も発表された。15日(金)頃からの5日間ほどは、この時期としては降雪量が平年よりかなり多くなる可能性がある。まだ雪に慣れていない時季でもあるため、交通機関など生活面への影響に対しても注意が必要だ。

1か月予報(降水量)。出典:気象庁ホームページ

 3~4週目(11/23~12/6)は、日本付近に大陸からの高気圧が張り出す時期もあるが、日本の南で気圧が低いと予想されるなど、高気圧の張り出しに関しては不確定要素がある。このため、低温傾向が強まるのは2週目のみで、3~4週目は気温が平年並みか高い地域が多くなりそうだ。

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