【プレミア12】キューバ、鷹コンビでサヨナラ勝利 延長10回グラシアル犠飛&モイネロ勝ち投手

キューバ代表に選出されているソフトバンクのジュリスベル・グラシアル【写真:藤浦一都】

中日R・マルティネスも好救援、1勝1敗でスーパーラウンドに望みつなぐ

■キューバ 3-2 オーストラリア(プレミア12・7日・韓国)

「第2回 WBSC プレミア12」のオープニングラウンドC組は7日、韓国・高尺スカイドームで行われ、ソフトバンクのデスパイネ、グラシアルら擁するキューバが3-2でオーストラリアにサヨナラ勝ち。スーパーラウンド進出に望みをつないだ。

 キューバは、カナダに2安打完封負けした6日に続いて、この日も打線が不振。4回まで無安打が続いた。それでも5回先頭デスパイネの左前打、続く元巨人セペダの四球で作ったチャンスから2点を先制した。6回に同点とされたが、8回から登板の中日R・マルティネスが3三振を奪う好救援。9回には無死一、二塁のピンチを作ったが、ソフトバンクのモイネロが後続を抑えた。

 無死一、二塁から始まるタイブレークの10回もモイネロが無失点に凌ぐとその裏。先頭の元ロッテのサントスが初球をバントすると野選で無死満塁。1死からグラシアルの中犠飛でサヨナラ勝ちした。2回無安打無失点3奪三振のモイネロが勝ち投手となった。

 オーストラリアは先発のガイヤーが4回まで無安打無失点と好投したが、5回に無死一、二塁とすると、代わったメジャー100ホールドのモイランが2点を先制された。6回にケネリーのソロ、ウェイドの右前打で一時は同点。9回2死一、二塁から右中間を抜けそうな打球に中堅手ホワイトフィールドが背走キャッチのスーパープレーが飛び出したが、延長10回に力尽きた。

 1勝1敗のキューバはオープニングラウンド突破をかけて、8日に地元の韓国と対戦する。元中日のディンゴことデーブ・ニルソン監督率いるオーストラリアは2連敗。大会前の府中合宿でエースの元楽天ブラックリーが故障離脱した中、投手陣が奮闘したが、スーパーラウンド進出は厳しくなった。(Full-Count編集部)

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