BioeqがCoherusを米国でのルセンティス(R)バイオ後続品の販売・流通提携者に

BioeqがCoherusを米国でのルセンティス(R)バイオ後続品の販売・流通提携者に

AsiaNet 81505 (2214)

【チューリヒ2019年11月7日PR Newswire=共同通信JBN】
*Bioeqの契約で、同社の主力の網膜症治療用ルセンティス(R)バイオ後続品の期待が米国の患者に1歩近付く

Bioeq IP AG(「Bioeq」)は7日、ルセンティス(Lucentis(R))(ラニビズマブ)の同社製バイオ後続品候補を米国内で独占的に販売・流通させるライセンス・開発契約をCoherus BioSciences, Inc.(「Coherus」 Nasdaq: CHRS)と結んだと発表した。

Bioeqは2019年第4四半期中の米国食品医薬品局(FDA)への生物製剤認可申請(BLA)提出と、それに続く製品供給の責任を負う。Coherusは2021年に製品発売を計画している。

Bioeqのハンネス・テースル取締役は契約について「Coherusを米国での最適の提携者として獲得できて光栄だ。この契約は、加齢性黄斑変性を含む網膜症のより手ごろな価格での極めて有効な治療選択肢を米国の患者にもたらす非常に画期的な出来事である」とコメントした。

契約条件によると、Bioeqは前払い金、規制と発売の目標達成報奨金、ならびに利益分配金を受け取る。

Bioeqのニコラ・ミクルシク取締役は今後の計画について「2020年からBioeqは米国以外でもバイオ後続品のラニビズマブの販売・流通権を提供できるようになる」と述べた。

▽編集者注意
ルセンティス(Lucentis(R))はGenentech, Inc(ジェネンテック)の登録商標である。モノクローナル抗体ラニミズマブを含むバイオ医薬品で、血管新生(「湿性」)加齢性黄斑変性、網膜静脈閉塞に伴う黄斑浮腫、糖尿病性黄斑浮腫、糖尿病性網膜症を含む眼疾患に対して承認されている。米国でのルセンティスの年間売上高は約18億ドルである。(注1)

バイオ後続品は費用節減と患者アクセス拡大の可能性により、慢性でしばしば生命にかかわる一定の疾患の治療のため、既存のブランドものバイオ製剤の代替使用を目的とする。バイオ後続品はそれぞれの関連ブランド品との実証済みの分析的・臨床的類似性を示す。

BioeqはPolpharma Biologics GroupとStrüngmann Groupによるスイスのバイオ製剤合弁企業である。Bioeqはバイオ後続品の開発、ライセンス供与、商品化をしている。

www.bioeq.ch

Coherus BioSciencesは主要な規制市場向けに高品質の治療薬を開発、商用化する大手バイオ後続品企業である。プロセスサイエンス、解析評価、タンパク質生成、販売とマーケティング、臨床規制開発の国際レベルの専門知識を持つ実証済みの業界ベテランチームで構成されているCoherusは、国際的なバイオ後続品市場のリーダーに位置付けられる。Coherusは米国でUDENYCA(R)(pegfilgrastim-cbqv、ペグフィルグラスチム)を商用化しており、欧州連合(EU)で規制認可を受けた。詳細はwww.coherus.com を参照。

(注1)報告された米国内売上高17億9800万スイスフランは18億1600万米ドル(為替レート0.99)に相当。Roche, Quarterly Report Q3 2019. https://www.roche.com/investors.htm. Last accessed 4 November 2019.

▽問い合わせ先
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ソース:Bioeq IP AG