「カレント」ってなあに? わかりにくい釣り用語漫才

カレントを読むのは釣り上達の第一歩。な、はず。

いざ釣りを始めようと、WEBを検索。初心者用のスタートアップページを見てウンザリする人も多いと聞きます。「釣り用語が全然わからへん! リーダーってなんや! 1000番台のリールって!? フロロっなんやー!」わっかりにくい釣り用語などを楽しく学んでもらいたく、漫談、漫才始めます。いきなりですが、趣旨にやや反しますが、中級者向き。カレントって良く聞くけどなんですか?

カレントについて語れんと!

ヒラス「ちゅうことで、ルアーをあのカレントに逆らうように流すんや。わかるか?」

ヤズ「さも、俺が知ってるかのような口ぶりやけど、カレントってなんや。日本語で説明してくれんか?」

ヒラス「なんや、ヤズ。青物のクセにカレントも知らんのか。簡単に言うと、水中の流れのことやで」

潮目も潮の流れにより出来るカレントの一種。

ヤズ「カレントと流れやったら、流れゆうたほうが分かりやすいやんけ! 日本語で話せや! 針金を鼻の穴から突っ込んで尻尾ガタガタゆわしたろか!」

ヒラス「アホ、そんなことされたら締まっちゃうやんけ! まぁ、それは置いといて、ヤズ。お前が一端の釣り師になって、フィッシングショーでお客さんに、したり顔で釣りを解説する立場になってみ?

流れが〜言うより、カレントがぁ〜って言ってみ? わぁ、なんかあの人、専門用語使ってはる、カッコええやん? になるやろ? 知らんけど」

ヤズ「そんだけのことなんか?」

ヒラス「そんだけのことや。覚えときや。きょうび、カッコ付けれるかが、プロアングラーの嗜みのひとつや。じゃあ、なんかカレント使って、例文作ってみ! カレントちゅうのは、釣りの用語としては水中の流れのことやからな! ほら例文や!」

ヤズ「滝川カレンと彼とが、潮もカレントの一種だと可憐に話をしていた」

ヒラス「おっけい、ヤズ! 合格や! これでお前もドヤ釣り師に一歩近付いたな!」

カレントを読むのは釣り上達の第一歩。な、はず。

カレントcurrent
川の流れ、水の流れを釣りでは指す。特にバスフィッシングでは頻繁に使われるドヤっ!用語。最近では、海のルアー釣りでも使われるようになった。ただ、海の場合は潮流と括られ広義に使われることが多いが、川のシーバス釣りなどの解説では頻出する。「カレントに上手くルアーを乗せてドリフトします」なんて解説するプロには、臆せず日本語でお願いします!と言っても問題ない。

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