【ラグビーW杯】40万人超、日産スタジアムで観戦 ファンゾーン15万人超

大型スクリーンで試合を観戦するファンゾーンの来場者=9月28日、臨港パーク

 南アフリカが3大会ぶり3度目の優勝を果たし、幕を閉じたラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会。横浜市内では、日産スタジアム(同市港北区)で計40万人超、みなとみらい21(MM21)地区に設置された「ファンゾーン」で計15万人超がそれぞれ観戦したことが7日、分かった。

 市によると、スタジアムでは台風19号の影響で中止になった10月12日を除く6試合が行われ、延べ40万1742人が観戦。中でも、南アフリカとイングランドが激突した今月2日の決勝戦には、スタジアムの競技観客数では歴代最多の7万103人が足を運んだ。

 ファンゾーンは9月20日の開幕以降、週末を中心に13日間、開設。延べ15万3700人が大型スクリーンでのパブリックビューイングを楽しんだ。日本戦3試合と決勝戦の計4日間は、8300人を超えた時点で入場制限を行った。

 林文子市長は7日の定例会見で「おおむね安全だった」と総括する一方、課題として「(スタジアムに近い)新横浜では交差点に人が集まり過ぎ、ご迷惑をお掛けした」などの認識を示した。日本ラグビー協会は20年以内に再び日本でW杯を開催する意向を示しており、市長は「今回のことをしっかり検証し、(今後に)残したい」と述べた。

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