【ボクシング】井上拓真、最終R追い上げも兄弟勝利叶わず試練の判定負け

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ウバーリの左フックで井上が倒れる瞬間

 そして4回終盤に差し掛かったところで、ウバーリの左フックを受け、一瞬踏ん張ろうとしたがダウンを喫した。この回終了後に公開された採点も37-38、36-39、35-40と一方的にウバーリ。これを聞いて5回のウバーリはやや前進を弱めたが、時折、顔から右ボディブローなどへのコンビネーションを冷静に組み立てた。井上は6回、右を強く振っていき、形勢逆転への糸口を見出そうとして、7回は攻めてくるウバーリにカウンターを合わせた。

最終ラウンドで井上が猛ラッシュ

 しかし11回も力んだ井上にウバーリは細かいパンチを首尾よく当て、最終回もウバーリも守りに入ることなく攻めた。そこに井上は猛ラッシュをしかけるチャンスこそつかんだが、採点の大差は覆せず。王座を統一したウバーリは「井上拓真が相手だったからこそすばらしい試合ができた」と敗者を讃え、フランスとモロッコの国旗を掲げた。