相鉄新型車両、都心へGO JR東直通線、開業控え試乗会

新設された「羽沢横浜国大駅」に停車する相模鉄道の新型車両12000系(左)。ホームでは直通線開業に向けて確認作業が進められていた=横浜市神奈川区羽沢南2丁目

 11月30日の相模鉄道(横浜市西区)とJR東日本(東京都)の直通線開業を控え、両社は7日、報道陣向けに一部区間の試乗会を開いた。濃紺の車体が特徴的な相鉄の新型車両12000系が、相鉄線西谷駅から終点のJR新宿駅まで走行した。

 都心へ向かう直通線の車両は西谷駅を出発後に本線から分かれ、新たに敷かれた線路で新駅の羽沢横浜国大へ向かう。その後、JR東海道貨物線を利用して20分弱で武蔵小杉駅に到着し、横須賀線・埼京線の大崎、渋谷駅などを経由して新宿駅に着く。

 試乗会では先頭3車両の内部が公開された。途中駅には降りることができず、参加者は車窓から見える風景をカメラに収めた。相鉄の担当者は「横浜西部や県央部から都心への速達性が高まる。万全を期して開業を迎えたい」と話した。

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