SBK:大久保光、2020年はカワサキから再びホンダに乗り換えWSS参戦

 11月6日、スーパースポーツ世界選手権(WSS)にCIA Landlord Insurance Hondaのエントリー名で参戦するPTRホンダは、2020年に大久保光を擁し参戦すると発表した。大久保は古巣に復帰し、3年ぶりにホンダCBR600RRを駆ることになった。

 大久保は、2008年に全日本ロードレースのGP125クラスにデビューしたライダーで、翌年にランキング6位を獲得すると、2010年にJ-GP3クラスでチャンピオンに輝いた。

 2012年にはアジア・ドリームカップで初代チャンピオンを獲ると、2013年からJ-GP3クラスに戻り2年間戦う。2015年はST600クラスにステップアップし、2度の表彰台でルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しランキング3位となった。

 2016年からは世界選手権となるWSSにエントリーし、PTRホンダでCBR600RRを2年間駆り、初年度はランキング21位、2年目は15位という結果で終えた。

大久保光(Kawasaki Puccetti Racing)

 2018年からはKawasaki Puccetti Racingに移籍し、カワサキZX-6Rを駆りランキング13位で終了したが、今季は12レースすべて完走し10度のシングルフィニッシュを達成。第5戦イモラでは最高位の4位に入り、ランキング5位でシーズンを終える活躍を見せた。

 そんな大久保は2020年に古巣のPTRホンダに復帰し、WSSで5シーズン目を迎えることとなる。

 大久保は「WSSにPTRホンダで再び参戦することができとても嬉しいです。2年間彼らのバイクを乗っていたので、チームを知っています。僕のライディングは良くなっているし、今回はチャンピオンになれると思っています。それは昔からの目標であり、PTRホンダも同じ思いだと知っています。チーム、スポンサー、ファンに本当に感謝したいです」とコメントした。

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