世界緑茶コンで西海園の「そのぎシェイク」金賞 専用ティーバッグ開発 東彼杵の製茶問屋 ペットボトルで手軽に

世界緑茶コンテストで金賞に選ばれた「そのぎシェイク」を手にする二瀬社長=東彼杵町

 「お茶の未来を感じさせる商品」を提案する世界緑茶コンテストで、長崎県東彼東彼杵町三根郷の製茶問屋「西海園」(二瀬浩志社長)の「そのぎシェイク」が金賞に選ばれた。
 そのぎ茶は、全国茶品評会の蒸し製玉緑茶部門で3年連続の産地賞に輝いた。「生産者の努力の積み重ねが成果として出ている。私たち商社もPRに力を入れよう」と奮起。創業50年で初めて商品開発に取り組んだ。ペットボトルで緑茶を飲むニーズに合わせ、本格的な味わいの緑茶を手軽に楽しんでもらおうと、東彼商工会などと協力した。
 水の入ったペットボトルにティーバッグを入れて振るだけで、そのぎ茶を作ることができる。小さな飲み口でも出し入れしやすいよう、先端にV字の切れ込みがある細長い形状で、特許を申請している。
 コンテストは8月に静岡市で開かれ、日本や中国など6カ国から103点が出品。最高金賞に次ぐ金賞22点に入った。二瀬社長は「受賞を機に、そのぎ茶ブランドを全国に広げ、町の発展に寄与したい」と話している。
 いずれも税抜きで▽1袋180円▽5袋650円▽20袋2400円。問い合わせは同社(電0957.46.0072)。

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