きょう立冬 長崎雑煮に彩り 唐人菜

淡い緑色の葉をつけた唐人菜=長崎市

 8日は二十四節気の一つ、「立冬」。暦の上では冬の始まりとされる。
 長崎市木場町の農業、中尾順光(のぶてる)さん(76)の畑では、今年も唐人菜が淡い緑色に彩るシーズンを迎えた。唐人菜は、長崎で正月の雑煮の具材などとして親しまれている冬の伝統野菜。濃厚な味わいが特長で、収穫期の12月までに葉の数はさらに増し、中心部は黄色に色づいていく。中尾さんは「鍋はもちろん、炒め物や漬物にも合う。長崎発祥の旬の味をぜひ楽しんでほしい」と話した。
 長崎地方気象台によると、本県地方は7日、長崎市で最高気温21.0度(平年20.1度)となるなど過ごしやすい一日となった。福岡管区気象台によると、向こう1週間は高気圧に覆われて晴れる日が多く、最高気温は平年並みで推移する見込み。

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