サラゴサで戦う香川真司、憧れの地スペインでの3ヶ月はどうだった?

今夏のマーケットでボルシア・ドルトムントからレアル・サラゴサに移籍することを決断した香川真司。

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(※再生されない場合は「Youtubeで見る」からご覧ください)加入当初はポンフェラディーナ戦、エストレマドゥーラ戦でゴールを決めるなど好調なパフォーマンスを見せていたものの、その後失速。怪我もあってこのところ出場時間が減少している。

『Marca』はそんな香川真司にインタビューを行っており、その内容はこんな感じになっている。

香川真司 「(スペイン語は?)すべてを理解するのは難しいけど、言葉を話せるよう努力しているよ。一人で喋るにはもう少し時間が必要だと思う」

「(なぜスペインに来たかった?)小さなころからいつもスペインでプレーすることが夢だった。今はそれが叶って、サラゴサには感謝したいし、このクラブで上手くやりたい」

「(日本、ドイツ、イングランド、トルコでプレーしてきたが、スペイン2部での戦いは厳しくなると予想した?)どこに言っても簡単な試合はないと思う。

どんな試合でもうまくプレーするのは難しい。移籍することも簡単ではない。重要なのは、リーグが終わったときに全員が満足できること。

そうだね、ブンデスリーガやプレミアリーグとの違いについては気付いているが、それは各国の文化でもある」

「(30歳になって2部でプレーすることを想像した?)考えたことはなかったが、何が起こるかは分からないものだよ」

「(ここまでのパフォーマンスには満足している?)僕にとっては良い時間ではない。再び自信を取り戻す必要があるし、レベルを高めなければならない。そのために取り組んでいるし、そうしなければならないとわかっている。サラゴサの人々を満足させたい」

「(ルイス・スアレスはこれまで注目されてこなかった。彼のパフォーマンスには驚いている?)彼は完璧な選手だ。スピードがあって、良いフィニッシュを持っている。

彼がもっと多くのゴールを獲得できるよう、さらに良いパスを供給しなければならないと思っている。素晴らしい選手だよ」

「(ラファエル・ドワメナが心臓の問題で引退を余儀なくされた。その影響は?)非常に困難だった。サッカー選手からサッカーが奪われた場合、それは複雑だ。サポートする必要がある」

「(これまで多くのタイトルを獲得してきたにもかかわらず、サラゴサに来たときは昇格について語った。それはタイトルのようなものになる?)タイトルかどうかはわからないが、いつもできるだけいいプレーをし、戦うべき大会で何かを成し遂げたい」

「(最高の思い出は?)ドルトムントでの2011-12シーズンだね。非常に悪いスタートを切ったが、最後は優勝できた。いい思い出だよ」

「(最悪の思い出は?)うーん。マンチェスター・ユナイテッドからドルトムントに戻った年は、多くの難しいことがあった。良い時間ではなかったけど、悪い思い出というわけではないね」

「(イニエスタが好きだと言っていたけど、今彼は君の故郷でプレーしているね)彼がバルセロナにいた時に対戦したかったよ。僕は神戸出身だし、あの街のクラブに彼がいることをとても嬉しく思う。

彼の一番好きなところは、ピッチ内での全てを簡単そうに見せることだ。プレーを見ると今でも勉強になるよ」

「(家族は?)たまたま今サラゴサにいるよ。先週の金曜日に来た。母、妹、その夫と子供が」

「(キャプテン翼は見ていた?)もちろん」

「(好きなキャラクターは?)みんなと同じく、大空翼だよ」

「(サラゴサを離れるとき、どんな印象を残したい?)このクラブでプレーした最高の日本人だったと言われたい。スペインで、自分が優秀な日本人選手であることを証明したい。

乾貴士が1部でプレーしているけど、できるだけ自分を記憶に残してもらえるようにしたい。そして日本人選手がもっとこのリーグに興味を持って欲しい」

憧れの地であるスペインへとようやく辿り着くことができたものの、やや苦しい状況になっている香川真司。このトンネルを抜け出すことができるか?

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