【プレミア12】侍ジャパン全勝でスーパーR“1勝スタート”、韓国は連勝…7日の結果は?

チャイニーズ・タイペイ戦に先発し3回無失点と好投した侍ジャパンのDeNA・今永昇太【写真:Getty Images】

スーパーラウンドは日本1勝0敗、チャイニーズ・タイペイ0勝1敗でスタート

 台湾で行われていた「WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)オープニングラウンドB組は、7日に最終戦となる第3戦が行われた。連勝で突破を決めているチーム同士の対決となった野球日本代表「侍ジャパン」-チャイニーズ・タイペイは、侍ジャパンが8-1で勝利。3戦全勝で1位通過を決めた。

 日本は初回に4番・鈴木の適時三塁打、吉田の適時打で2点を先制。3回には鈴木が2戦連発となる2号2ランを放ってリードを広げると、6回には丸が大会初安打となる中越え適時打を放って5点目。鈴木は9回にも適時打を放ち、この試合4打点と大暴れした。この回、源田にもタイムリーが飛び出して11安打8得点。今大会3試合目で初の2桁安打と打線が爆発した。

 投げては先発・今永が走者を出しながらも粘りの投球で3回4安打無失点。2番手の大野も4、5回と安打を浴びながら、あと1本を許さずに無失点でつなぎ、6回以降も山岡、甲斐野、岸が好投した。菊池が6回に華麗なグラブトス、7回にはスライディングキャッチからの素早い送球を見せるなど、美技でサポート。9回に山本が1点を失ったものの、快勝した。

 一方、2敗同士の対決となったベネズエラ-プエルトリコは、ベネズエラが7-1で今大会初勝利。プエルトリコは3戦全敗となった。

 オープニングラウンドB組は全日程が終わり、3戦全勝の日本が1位。2勝1敗のチャイニーズ・タイペイも2位で突破した。11日からのスーパーラウンドでは別組だった4か国とだけ対戦し、オープニングラウンドの対戦結果は引き継がれるため、日本は1勝0敗、チャイニーズ・タイペイは0勝1敗でのスタートとなる。3位は2勝1敗のベネズエラ、4位は3敗のプエルトリコとなった。

 韓国で行われているC組では、15年の第1回大会で世界一に輝いた韓国がカナダに3-1で勝利。グループ唯一の2連勝を飾った。2008年の北京五輪で「日本キラー」と呼ばれ、09年のWBC、15年のプレミア12にも出場した左腕キム・グァンヒョンが6回1安打無失点7奪三振と快投。6回に昨季韓国リーグMVPのキム・ジェフンが先制の2点打を放つと、8回に救援投手が1点を失ったものの、9回に1点を追加して突き放した。

 キューバ-オーストラリア戦は、キューバがサヨナラ勝利。ソフトバンクのグラシアルがサヨナラ犠飛を放ち、好投したモイネロが勝利投手と鷹コンビが試合を決めた。韓国がグループ唯一の2連勝で、カナダ、キューバが1勝1敗、オーストラリアが2敗。8日のオープニングラウンド最終戦は韓国がキューバ、カナダがオーストラリアと対戦する。(Full-Count編集部)

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