36歳・ガードナー ヤンキースとの再契約に向けて交渉中

日本時間11月8日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ヤンキースはフリーエージェントとなった36歳のベテラン外野手、ブレット・ガードナーとの再契約に向けて交渉を進めているようだ。2005年のプロ入り以降、ヤンキース一筋で活躍してきたガードナーは、ヤンキース残留希望であることを明言していたが、来季もチームの最古参として愛着のあるヤンキースでプレイすることになりそうだ。

昨オフ、ヤンキースとガードナーは10月末に1年750万ドルで再契約を結んだ。今季のガードナーは、自己ベストとなる28本塁打、74打点、長打率.503をマークし、61本の長打を放つなど実力健在をアピール。チーム事情に合わせて本職の左翼のみならず中堅の守備もこなし、その貢献度は見た目の数字以上に大きかった。正中堅手のアーロン・ヒックスがトミー・ジョン手術を受け、来季の前半戦の大部分を欠場することが確実なため、ガードナーの残留はチームにとって朗報となる。

先月、ブライアン・キャッシュマンGMは「ブレット・ガードナーに関して言えば、彼の能力について疑いの余地はない。今季はセンターの守備もこなしながら、打撃面でも守備面でも素晴らしいシーズンを過ごしてくれた」と語り、攻守両面でのガードナーのチームへの貢献ぶりを絶賛。「彼が来季、攻守両面で正中堅手に相応しい活躍ができるかどうかと聞かれたら、今季のパフォーマンスに基づいて考えれば、そこに疑いの余地はないと思うよ」と引き続きレギュラーとして起用する意向であることを明らかにしていた。

今オフ、ヤンキースからはガードナーのほか、デリン・ベタンセス、コリー・ギアリン、ディディ・グレゴリアス、キャメロン・メイビン、オースティン・ロマインがフリーエージェントとなり、CCサバシアは引退。さらに、エドウィン・エンカーナシオンも来季の契約オプションを破棄されてフリーエージェントとなっている。ゲリット・コールなど大物獲得の噂もあるが、キャッシュマンがどのような動きを見せるか注目だ。

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