長崎県立佐世保西高(佐世保市田原町)の1、2年生10人は、佐世保市内の洋菓子店「さいかい堂」と協力して、オリジナルスイーツを開発した。地元の食材を使い、3種類を考案。9日にホテルオークラJRハウステンボスで開かれる「肥前うまかもん市」で販売する。
新作スイーツに興味がある生徒を募り、10月から取り組んだ。さいかい堂のオーナーシェフ、永田則之さん(56)が卒業生という縁から協力を依頼。生徒は週に1回程度、店を訪ねてアイデアを練ってきた。
サツマイモのスイートポテトとミカンのタルトに加え、アスパラとベーコンを使ったクリームチーズのタルトという「変わり種」も用意。原料の量や原価率について永田さんから助言を受け、産直市場を巡って食材を調達し、商品を仕上げた。
9日は生徒自ら販売する。スイートポテトを担当した1年の江口聡さん(16)は「食材選びに苦労した。地元の産品でおいしいものができることをアピールしたい」と抱負。永田さんは「試行錯誤しながら考案し、販売する喜びを知ってもらいたかった。きっと将来の役に立つはずだ」と語った。
地元食材使いスイーツできた 佐世保西高生と洋菓子店シェフが考案 会場で販売
- Published
- 2019/11/08 12:04 (JST)
- Updated
- 2019/11/08 14:14 (JST)
© 株式会社長崎新聞社