【MLB】西武秋山はダルの同僚、DeNA筒香はカナダへ!? 米記者がフィットする球団を予想

MLB挑戦を表明しているDeNA・筒香嘉智(左)と西武・秋山翔吾【写真:荒川祐史】

秋山は「左翼手の方がフィット」、「耐久性のある選手」と骨折は問題なしとの認識

 MLB移籍を目指す西武の秋山翔吾外野手とDeNAの筒香嘉智外野手。米メディア「TSN」のスコット・ミッチェル記者とスティーブ・フィリップ記者は、MLBのFAトップ50を発表し、秋山が25位、筒香が27位と上位にランクインしている。さらにフィットする球団を、秋山はカブス、筒香はブルージェイズと予想している。

 記事では、25位にランクインした秋山が侍ジャパンの強化試合で右足を骨折したことに言及。「健康であれば彼は守備の良い、コンタクトとスピード重視の左打者だとみられている」と評価している。また、「中堅手としてプレーしていたが、32歳のシーズンに入るにあたり、左翼手の方がフィットすると思っている人も多い」とセンターとしてのプレーに懸念も示している。

 フィットする球団には、ダルビッシュ有投手が所属するカブスを挙げ、「カブスは中堅手と先頭打者を必要としており、アキヤマはその両方を解決させる」とした。カブスはMLB屈指の人気球団だが、「彼は国際大会にも参加したことのあるベテラン。シカゴのプレッシャーと雰囲気に対応できるだろう」とし、「日本で最も耐久性のある選手の1人であるため、足の骨折はカブスを怖気づかせないだろう」と怪我の影響も問題ないとした。

筒香はブルージェイズの若手軍団と「一緒に成長できるかもしれない」

 筒香は27位にランクイン。「アキヤマとは異なり、ツツゴウは28歳のシーズンを迎えることになり、最盛期である」と年齢が有利になると伝えた。「しかし、一塁と左翼でたまにプレーする以外で、彼に最も適したポジションは指名打者かもしれない」と守備面での不安も指摘している。

 フィットする球団に挙がったのはカナダ・トロントを本拠地とするブルージェイズだ。今季はア・リーグ東地区4位に沈んだが、ゲレーロJr.、ビシェット、ビジオら将来有望な若手がチームの中心。そのため「若い彼は、若いブルージェイズの野手たちと一緒に成長できるかもしれない」としている。「加えて、MLBで実績を残した同じようなスラッガーよりも金額が抑えられるだろう」と“コスパ”の良さも好材料としている。

 筒香に続く28位にはKBO(韓国プロ野球)斗山のジョシュ・リンドブロム投手が入った。「この32歳はここ2シーズンでそれぞれ防御率2.88、2.50とし、KBO最高の先発投手の1人であった」と高く評価し、「ローテーションでジャスティン・バーランダーとザック・グリンキーの後ろにフィットする」とアストロズへの“逆輸入”を予測している。(Full-Count編集部)

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