ナガノさん、復興のタクト 祖父の故郷、山鹿・八千代座で

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八千代座でタクトを振る世界的指揮者のケント・ナガノさん=7日、山鹿市

 祖父が熊本県山鹿市鹿央町出身の日系三世米国人で、世界的指揮者のケント・ナガノさん(67)と独ハンブルクフィルハーモニー管弦楽団の「熊本地震復興支援チャリティーコンサート」が7日、山鹿市の八千代座であった。

 ナガノさんは1996、97年に熊本市で公演。熊本地震後、県内の音楽関係者や山鹿市が来熊を打診し、今秋の来日公演に合わせて八千代座公演が実現した。

 ナガノさんと同楽団から編成した25人は、ワーグナー「ジークフリート牧歌」など8曲を披露。山鹿中合唱部とも「赤とんぼ」で共演した。

 公演前にはめのだけ小、米野岳中の児童生徒約380人と市民交流会館で交流。「仲間たちと音楽を分かち合いましょう」とあいさつし、全員合唱「夕焼[ゆうやけ]小焼[こやけ]」のタクトを振った。

 ナガノさんは95年、米グラミー賞オペラ録音部門最優秀賞受賞。現在はハンブルク市音楽総監督、ハンブルク州立歌劇場首席指揮者なども務め、世界各地で公演している。(河内正一郎)

(2019年11月8日付 熊本日日新聞朝刊掲載)