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手作り万華鏡作家

今井恒吉さん
(福島・88歳)

自分で手作りするのが好き

元学校教諭の今井恒吉さん。趣味は自分で物を作ったり、収集すること。万華鏡やカメラ、射影機、鉄製の独楽(こま)、とんぼ玉などを手作りで作成することにこだわりを持っています。過去にNHKカルチャースクールの万華鏡教室や百貨店内のカルチャースクールで講師になった事もあります。
手先が器用で多彩な趣味を持つ今井さんは、国際万華鏡会(作家部門)、手作りカメラの会、日本独楽の会の会員としてもご活躍され、今に至ります。
万華鏡との出会いは約20年前。万華鏡の展覧会に立ち寄ったのがきっかけ。「自分でも作れると思い興味を持った」と振り返ります。
今井さんの「こだわり」は、一から部品を作り組み立てること。万華鏡に必要な筒やミラーは敷地内にある専用の工場(こうば)で加工します。
専用の工場には、切断機をはじめとする加工機械が数種類。地面には、木くずや鉄くずが見られ、常に作業していることがわかります。「加工機械は徐々に集め、工場の屋根や枠組みは、縫製工場の解体部品を安く譲り受け造りました」と自慢気に話します。
万華鏡の主な材料は木材、鉄、アルミ、真ちゅうなど。様々な物を加工する今井さんですが、特に好きな材料は「真ちゅう」です。加工しやすくて黄金色に見えることが理由です。
母屋の奥には、今まで作ってきた万華鏡や手作りカメラを保管するアトリエ工房の存在。部屋の中は様々なコレクションがたくさんあります。
万華鏡の制作は約2時間程度。「万華鏡は名前の通り、一万の華を見ることができる鏡。※オブジェクトや筒状の中にあるミラーの形を変えると映り方が変わる。色を予測できない変化や一つとして同じようなものがないことが魅力です」と嬉しそうに話します。
今後の目標を聞くと「まずは、現状維持。話すことが好きなので、ぜひ見に来てください」と語りました。

※オブジェクト…鏡を通して見る対象物
※「吉」はつちよし