“清原チルドレン”誕生なるか 30日トライアウトを日米スカウト視察「行くよと」

「ワールドトライアウト2019」で監督を務める清原和博氏【写真:編集部】

加治佐CEO「NPB6、7球団から行くよと。MLBも5球団が来る予定」

 公開トライアウト「ワールドトライアウト2019」で監督を務める清原和博氏は7日、”球界復帰”を果たした。同トライアウト予選の視察のために神奈川・サーティーフォー保土ケ谷球場に登場。選考試合2試合で夢を追う選手たちに熱視線を送った。

 西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原氏は30日に神宮球場で行われるトライアウトでユニホームに袖を通し、打順など選手起用に関わる予定。投手コーチ、打撃コーチもワールドトライアウト社が調整している。12球団合同トライアウトに参加するだけでなく、日米スカウトの視察予定も決まった。加治佐平代表取締役CEOはこう明かした。

「本番ではNPBの6~7球団から『行くよ』と言った声をいただいています。12球団の編成担当者にはメールで送らせてもらっているので、NPBのスカウトの方には海外選手を見に来ていただけると思います。予選で来た選手、元NPB選手にはMLBのスカウトに見ていただきたい。MLBスカウトから回答いただいているのが5球団が来る予定であるとお返事はいただいています」

 30日には元ヤクルトのルーキ、カラシティやメジャー通算10本塁打を記録したテハダらも参加する。7日の予選でも「清原さんがうなった選手が数名いた」(加治佐CEO)という。PL学園で高校通算38本塁打を記録し、今季はBCリーグ石川でプレーした岡本仁捕手は「日本のプロ野球を目指していたが、ドラフトで声がかからなかった。今は年齢もあるので、海外とか目を向けています」という。

 日米スカウトが目を光らせるトライアウトで「清原チルドレン」が誕生するのだろうか。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2