【プレミア12】元Gマシソン打たれて敗退も…カナダ指揮官は後悔なし「我々の1番の投手」

カナダ代表に選出されているスコット・マシソン【写真:Getty Images】

アウトロー直球を跳ね返したウェイドは「それが僕の狙い球だったんだ」

■オーストラリア 3-1 カナダ(プレミア12・8日・韓国)

「第2回 WBSC プレミア12」のオープニングラウンドC組は8日、韓国・高尺スカイドームで行われ、カナダはオーストラリアに1-3で敗れて敗退が決定。元巨人のスコット・マシソン投手が痛恨の決勝打を浴びたが、指揮官は起用に「後悔はない」と振り返っている。WBSC公式サイトが伝えた。

 マシソンは同点の8回2死一、二塁のピンチで投入。アウトロー直球を4番ウェイドに弾き返され、打球は右中間へ。三塁打で2点を勝ち越され、これが決勝点となった。打ったウェイドは記事内で「彼は90マイル中盤(150キロ超)の直球を投げられる選手なので、それが僕の狙い球だったんだ」と語り、球種を絞っていたことを明かした。

 マシソンは6日のキューバ戦でも3点リードの9回を任され、3つの空振り三振を奪う圧巻の投球でセーブを記録していた。カナダのアーニー・ウィット監督は「あの状況でブルペン(から投手を)起用したことに後悔はない。スコットは我々の中の1番の投手。(前の投手が)先頭打者に四球を出したことは悔やまれる」と振り返っている。

 カナダはオーストラリアと1勝2敗で並んだが、当該チーム間の得失点率の差で敗退。今大会で米大陸最上位国に与えられる東京五輪の出場権獲得も逃し、来年3月に行われるアメリカ最終予選での最後の1枠にかけることとなった。(Full-Count編集部)

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