毎年9月に開催される「クリスマスおもちゃ見本市 2019」。
今年の見本市では、男の子のおもちゃではヒーローもの、女の子のおもちゃではサプライズものが人気でしたが(前回記事)、おもちゃのジャンル別でみると、今年らしいおもしろい傾向が見られました。
家族で遊ぶのにピッタリのゲームから今どきの電子玩具まで、最新のおもちゃをご紹介します。
オリンピックを意識した玩具も登場
今年の「クリスマスおもちゃ見本市 2019」で多く目にしたのが、オリンピックにちなんだスポーツをテーマにしたおもちゃです。
ボードゲームや対戦ゲーム、テレビを使ったものなど、ゲームでスポーツを楽しめるおもちゃも多数そろっています。家族や友達で一緒に遊べるものも多いので、家族が集う冬休みなどに向けて購入するのもよいでしょう。
タカラトミーのロングセラーであるボードゲーム『人生ゲーム』でも、様々なスポーツをテーマにした『人生ゲーム スポーツ』が登場し、「ゲーム・パズル」部門の1位に選ばれました。
2位は、東京2020オリンピックから「スポーツクライミング」として公式競技に採用されたボルダリングが楽しめる『ボルダリングレース』(エポック社)が選ばれています。
また、「バラエティ」部門では、自動的に変化球を打ち出してくれる『本格卓球 爆裂スマッシュ』が入賞するなど、オリンピック採用競技関連の玩具の人気が高まっています。
幼児用電子玩具が増えた理由
「知育・幼児玩具」では、年々電子玩具が増える傾向にあります。
その理由としては、技術の発達だけでなく、デジタルやネットの普及にともない幼児のうちからパソコンなどの電子機器に親しんでおくということ、2020年から始まる小学校でのプログラミング教育必修化に向けて、プログラミング学習の低年齢化していることにあります。
プログラミング的思考を育むことを目的とした『はじめてプログラミング!どの道とおる?アンパンマンドライブカー』(セガトイズ)や、『ニューブロック プログラミング』など、定番の玩具やキャラクターに“プログラミング”を掛け合わせた幼児向け玩具が登場しているのも、2019年ならではの大きな変化といえます。
クリスマスの準備は早めがおすすめ
このように、おもちゃのトレンドは毎年変わっており、その年の流行や時代の技術をいちはやく取り入れたものが発売される傾向にあります。
また、ヒーローものの変身グッズのように、定番おもちゃは不動の人気を誇っていますが、ものによってはクリスマス前に売り切れてしまうこともあります。そのため、クリスマスプレゼントが決まったら、早めに購入しておくことをおすすめします。