<高校サッカー>準決勝見どころ 昌平―聖望学園、今季初顔合わせ 隙のないS1王者に個の力で打開を

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中盤からセンスあふれるパスを供給する昌平のMF鎌田(左)、運動量を生かして守備でも貢献する聖望学園のFW森田

 第98回全国高校サッカー選手権埼玉大会(埼玉新聞社など後援)第6日は10日、NACK5スタジアム大宮で準決勝2試合を行い、西武台―国際学院(11時35分)、昌平―聖望学園(13時35分)が顔を合わせる。17日に埼玉スタジアムで行われる決勝の切符を懸け、熱戦が期待される両カードの見どころを探った。

 3年連続の決勝進出へ勢いづく昌平と、初4強の聖望学園は今季初の顔合わせ。ノーシードから激戦区を勝ち上がってきたS1リーグ王者の昌平に対し、聖望学園は多少の失点も覚悟した上で点取り合戦に勝機を見いだしたい。

 タレント軍団に挑む聖望学園が初の決勝切符を勝ち取るためには、準々決勝で圧巻の4ゴールを披露した昌平・小見への対応が必須。オフザボールの動きが鋭い相手エースに対し、スピードのあるDF高根の復帰は大きなプラス材料だ。

 同時にパスの出し手に対してしつこくプレッシャーをかけ続けること。豊富な運動量を誇るFW森田らが素早く攻守を切り替え、ボールの奪いどころを共有したい。昌平に真っ向勝負を挑んだ正智深谷の戦いからもヒントが得られる。

 対する昌平は相手の狙いも承知の上で、ボールを動かす技術にたける。プレスの距離感やスピードに応じて“かわす”すべを心得ていて、半端な圧力はものともしない。2列目の鎌田、須藤、紫藤が繰り出す多彩な攻撃でゴールに迫る。

 浦和南、武南、正智深谷と強敵を退ける原動力となった守備陣も修正能力が高く、隙は少ない。個の力で局面を打開できる聖望学園に対し、これまで以上にグループで守る意識が重要。経験豊富な守護神・牧之瀬も相手にとっては脅威だ。

準々決勝以降の組み合わせ